【新潟|新体制】監督は元バルサ下部組織スタッフ!! クラブ初ウルグアイ人選手やアカデミー出身者らを迎え、新生アルビ始動!

2020年01月11日 大中祐二

アカデミー出身のGK阿部航斗ら10名が新加入

加入8選手と新スタッフが出席した。(U-23日本代表の小島亨介、来日手続き中のファビオは欠席。)写真:大中祐二

 2020シーズン新体制発表記者会見は、U-23日本代表の小島亨介、来日手続き中のファビオが欠席したが、それ以外の加入8選手と新スタッフが出席し、11日、15時から新潟市内で行われた。初めての試みとして約100人のサポーターも見守る前で、スペイン人のアルベルト・プッチ・オルトネダ新監督は「ここにいることに、数秒ごとに幸せを感じています。美しい街、すばらしいサポーター、社長、選手との関係を持つことができて本当に感謝しているし、ぜひ目標を達成したい」と、これから始まるプロジェクトへの意欲をにじませた。

 この日の午前中に、チームは最初のミーティングを行った。目指すサッカーについて、長崎から加入したMF大本祐槻が「自分たちでボールを保持して主導権を握り、失っても素早く奪い返すスペインらしいサッカーという印象を持った」と話すように、アグレッシブで攻撃的なスタイルが追及されていくことになりそうだ。

「各ポジションに2人の選手がいるが、1人は攻撃的、1人は守備的といったように、それぞれ特徴が違う。だからシステムも切り替えられる」と話す新監督は、組み合わせを工夫しながら、チームの力を引き出そうと考えている。

 J1昇格を安易に明言せず、しかし、「一つひとつ、試合を戦うことが大事。目の前の試合をチャンピオンズリーグ決勝のつもりで戦っていく」と話す新監督の下、チームは1月15日から始まる1か月に及ぶ高知キャンプで、目標達成に向けて本格的に動き出す。

取材・文●大中祐二(フリーライター)
 

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