18戦14発の大暴れ!インテルのルカクが“ヴィエリ超え”のクラブ記録を達成

2020年01月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

アウェーでは9試合で10ゴール

夏にマンUから加わったルカク。初挑戦のセリエAでさっそく結果を残している。(C)Getty Images

 2020年のセリエAで注目されるのが、絶対王者ユベントスからインテルが覇権を奪うかどうかだ。

 ユーベに現在の黄金期をもたらしたアントニオ・コンテが就任し、今季のインテルはライバルと勝点で並んでいる。2020年初戦も、強敵ナポリを相手に1997年以来となる敵地での勝利(3-1)を収め、クリスチアーノ・ロナウドのハットトリックで幸先よく新年をスタートさせたユベントスに食らいついた。

 好調インテルを牽引するのが、指揮官の強い希望でクラブがマンチェスター・ユナイテッドから獲得したロメル・ルカクだ。ナポリ戦でもドッピエッタ(1試合2得点)を達成して、難敵撃破の立役者となった。

ルカクはここまでリーグ戦出場17試合で14ゴール。ラツィオのチーロ・インモービレ(19ゴール)に続き、得点ランク2位につけている。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、18節終了時で14得点は、2000年のクリスティアン・ヴィエリ(13得点)を上回るクラブレコードだ(勝点3制度後)。
 
 ちなみに、セリエAで2試合連続ドッピエッタを達成したのも、インテルではマウロ・イカルディ、アルバロ・レコバ、ヴィエリ、ズラタン・イブラヒモビッチ、サミュエル・エトーに続く記録。また、14得点のうち10点はアウェー(9試合)で決めており、10試合未満で二桁得点を達成したのは初めてだという。

 ルカクのこれまでの18節終了時点での自己ベストは、エバートン時代の2015-16シーズンに記録した13ゴールだった(最終的には18ゴール)。シーズンベストは、2016-17シーズンの25得点。現在のペースを維持できれば、この記録の更新も期待できる。

 同じく好調の相棒ラウタロ・マルティネスとともに、インテルを引っ張る主砲は、加入1年目でタイトルをもたらし、インテリスタを歓喜させることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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