「この世のものじゃないくらいに…」レバンドフスキが香川真司との“最強コンビ”を回想。一体何が凄かった?

2020年01月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「怪我によって壊されてしまった」

ブンデスリーガを席巻したドルトムント。その中心にレバンドフスキ(右)と香川(左)がいた。 (C) Getty Images

 ロベルト・レバンドフスキと香川真司。2010年の夏からおよそ2シーズンに渡ってドイツのブンデスリーガを席巻したこのコンビは、ユルゲン・クロップ(現リバプール監督)が率いたドルトムントの攻撃サッカーを牽引した。

 香川が相手ゴール前の狭いスペースをするすると突破してお膳立てしたボールを、当時から抜群の決定力を誇ったレバンドフスキがゴールに叩き込む。これがお馴染みの得点パターンで、ゴールが決めるたびに熱きドルトムント・サポーターに歓喜をもたらした。

 12年6月に香川がマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したことで、"解消"となったホットラインを、現在バイエルンに所属するレバンドフスキが振り返った。

 ドルトムントで通算103ゴールを叩き出したストライカーにとって、香川はどんな選手だったのか。母国メディア『Prawda Futbolu』のインタビューで次のように話した。

「最初にブンデスリーガにやってきた時の彼は、この世の物とは思えないくらい素晴らしかった。シンジは全てを持っていたんだ。右足、左足、ボディーバランス、ドリブル。本当に全てだ」

 良き"相棒"を絶賛したレバンドフスキだが、スペイン2部のレアル・サラゴサに在籍している香川の現状を踏まえ、こうも話している。

「彼は怪我によって壊されてしまったと思う。完全に復活して、かつてのプレーの楽しさを取り戻すことはできなかったんだ。それは残念だよ」

 14年7月にバイエルンに移籍してからも、毎シーズンのように得点王を争っているレバンドフスキ。香川とのプレーは心の中に今も刻まれているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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