「黙ってろ!」ヘタフェのバルサ保有DF、試合中に人種差別ワードでマドリーDFを罵倒? 本人はSNSで…

2020年01月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合中に差別用語で罵倒?

 試合中の口論を第3者が"分析"することは少なくないが、その真偽は本人たちにしか分からない。確かなのは、ヘタフェのマルク・ククレジャが、人種差別疑惑を否定したということだ。
 
 ククレジャは昨夏に買い取りオプション付きの契約でヘタフェに加入。現在、彼の保有権はヘタフェが60%、バルサには40%が残っている状態だ。

 レアル・マドリーがヘタフェに3-0で快勝した1月4日のラ・リーガ第19節で、マドリーのエデル・ミリトンとククレジャが激しく言い争った場面が騒動につながった。スペイン紙『MARCA』が伝えている。

 1点ビハインドで迎えた後半51分、クロスの跳ね返りを拾ったククレジャは、シュートがミリトンの腕に当たったと主張。審判に抗議した際、何かを言い放ったミリトンに反論した。

 同紙によると、この時にククレジャが「黙ってろ、***な猿!」と、スラングに加えて差別発言をミリトンに浴びせたのではないかとの疑惑が浮上したのだ。

 だが、ククレジャはその後SNSで「ミリトンを罵倒したり、貶めたりするようなことはまったくなかったとはっきりさせておきたい」と否定。スラングを使ったことは認めたうえで、口にしたのは「mito(猿)」ではなく「pito(口)」という単語で、「口を閉じろ」と言ったのだと述べた。

 さらにククレジャは、「それによって気分を害した人がいるなら謝罪する」とコメント。この件に関してはこれ以上触れることはないとつぶやいている。

 一方、ミリトンはSNSで「素晴らしい勝利だ」と、チームが勝ち点3を手にしたことを喜ぶにとどまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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