「あいつが怒ったら本当に恐いんだぜ…」“悪童”カッサーノもイブラヒモビッチのミラン復帰に太鼓判!

2020年01月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

イブラヒモビッチの「恐さ」とは?

イブラヒモビッチ(右)を良く知るカッサーノ(左)が、ピッチ内外での存在感を改めて力説した。 (C) Getty Images

 昨年末に大きな話題を呼んだのが、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチのミラン復帰だ。

 現地時間2019年12月27日、ミランはMLSのLAギャラクシーを退団してフリーとなっていたイブラヒモビッチと1年の契約延長オプションが付いた6か月契約を締結した。

 英雄の8シーズンぶりの電撃復帰にミラニスタたちは歓喜。クラブの公式SNSには、「待ってました」「最高の補強」といった歓迎コメントが溢れかえった。

 イブラヒモビッチの復帰を待っていたのは、ファンだけではないようだ。

 2011年1月からおよそ1年半に渡ってロッソネーリ(赤と黒)のシャツを着て、強力2トップを形成し、10-11シーズンのスクデット獲得に貢献した元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノは、「俺はずっとこの復帰を期待していた」と、伊衛星放送『Sky Sports』に語った。

「あいつが『イタリアへ戻るとしたらそれはミランのためだ』といつも言っていたように、この復帰をずっと期待していた。ズラタンはこのクラブを、この街を愛しているんだ。

 ズラタンはロナウド、マルコ・ファン・バステンに次いで、過去30年間で最高のナンバー9だと思う。あの年齢にもかかわらず、いまだに驚異的だ」
 38歳となったため、一部でフィジカル面の衰えが不安視されているイブラヒモビッチが、いまだに世界トップクラスであるとしたカッサーノは、こう続けた。

「ズラタンはチームメイトの力を110パーセントまで引き出し、セリエAで違いを生み出すことができる唯一無二の存在だ。今、ミランにいる選手の80~85パーセントはプレーするに値しないから、ズラタンは仲間の力を引き出さなければならない。

 あいつは毎回のトレーニングで100パーセント以上を出さないと、大声を上げて怒鳴るんだ。だから、チームメイトたちを最大限活用してくれることを確信しているよ。それに、あいつが怒ったら本当に恐いんだぜ。これはジョークでもなんでもない」

 現在セリエAで、首位で並ぶユベントスとインテルから21ポイント差を付けられての10位タイと低迷しているミラン。カッサーノが語ったように、イブラヒモビッチの"一喝"が必要なのかもしれない。

【動画】異彩を放ったミラン時代のイブラヒモビッチのゴラッソTOP10はこちら

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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