メッシよりも効率よくゴールを量産した“砂漠の点取り屋”とは?――2019年トップスコアラー10傑を一挙紹介

2019年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本人最多得点者は?

今年のトップスコアラーを争ったのはメッシ(左)とレバンドフスキ(右)。この両雄に負けず劣らずの戦績を残したのは――。 (C) Getty Images

 2019年も師走を迎え、いよいよ2020年が迫っている。

 この1年もサッカー界は様々な話題に満ちていた。14年ぶりにチャンピオンズ・リーグを優勝したリバプールのクラブ史上初となる世界制覇、フェルナンド・トーレスやダビド・ビジャ、アリエン、ロッベンら名手たちの相次ぐ引退。国内に目を向ければ、横浜F・マリノスの15年ぶりとなるJ1戴冠など、出来事を挙げれば、枚挙に暇がない。

 そうした戦いの記憶に花を添えたのが、数多のゴールだ。ここでは、この一年の世界のトップリーグで、一体誰が最も多くのゴールを挙げたのかを探る。

 まず、紹介したいのは、バイエルンに所属するポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキの得点数だ。

 言わずと知れたバイエルンの主砲は、年明け最初のホッフェンハイムセント戦でゴールを挙げると、その後もコンスタントに得点を量産。5大リーグではダントツでトップの48ゴールをマーク。代表戦の得点を加えれば合計54ゴールと、得点を量産した。

 このストライカーに続いたのが、バルセロナの10番だ。

 アルゼンチン代表FWのリオネル・メッシは、6月に行なわれたコパ・アメリカにも参戦した代表では5ゴールにとどまったが、クラブシーンでは合計45ゴールと圧巻の戦績を残した。稀代の天才の存在感は、今年も健在だったというしかない。

 だが、この一年で二人よりも"効率よく"得点を重ねたストライカーが世界にはいる。サウジアラビアのアル・ナスルに所属するモロッコ代表FWアブデルラザク・ハムダラーだ。昨年もサウジアラビアでの公式戦で49発を叩き込んだ"砂漠の点取り屋"は、この1年でも48ゴールをマークした。

 抜群の嗅覚に加え、しなやかな足下のスキルを持つハムダラー。その得点数自体はレバンドフスキとメッシには及ばないが、1分当たりのゴールの割合は、二人を凌駕する48分に1点という驚異的な数字を残しているのだ。なお、レバンドフスキは88分に1点、メッシは86分に1点となっている。

 ちなみに日本人で最多の得点数をマークしたのは、ガンバ大阪からV・ファーレン長崎へレンタル移籍した呉屋大翔で22ゴールをマーク。これに浦和レッズの興梠慎三(21点)とコンサドーレ札幌の鈴木武蔵(20点)が続いた。

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