「移籍は失敗だった」2019年のC・ロナウドはメッシ、エムバペを下回る39ゴールで終了。スペイン紙はここ10年で最低の数字と指摘

2019年12月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

膝の不調が響いたか…

ユベントスに移り、変わらずエースとして活躍しているC・ロナウドだが…。(C)Getty Images

 年内最終戦でタイトルも逃したユベントスのクリスチアーノ・ロナウドは、2019年をどのように振り返ったのだろうか。

 12月22日、サウジアラビアで開催されたスーペルコッパ・イタリアーナで、ユベントスはラツィオに1-3で敗れた。C・ロナウドは自らのシュートからパウロ・ディバラのゴールをお膳立てしたものの、自身はノーゴールに終わっている。

 スペイン紙『MARCA』は25日、今年のC・ロナウドがユベントスとポルトガル代表で合計39得点と、この10年で最低の数字に終わったと指摘した。

 これは、バイエルンのロベルト・レバンドフスキ(54得点)やライバルのリオネル・メッシ(50得点)をはじめ、キリアン・エムバペ(44得点)やラヒーム・スターリング(41得点)といった選手たちを下回る数字だ。

 同紙は、69得点と驚異の数字を残した2013年以降、C・ロナウドのゴールは61得点、57得点、55得点、53得点、49得点、そして今年の39得点と、右肩下がりで減っていると伝え、移籍は失敗だったと伝えている。

「2019年は初めて1年を通じてC・ロナウドがユベントスでプレーした年だ。レアル・マドリーから新天地への移籍が、彼が望んでいた利益につながっていないことは明らか」

 『MARCA』は、代理人のジョルジュ・メンデス氏が先日、「マドリーにいればC・ロナウドは昨年のバロンドールを受賞していただろう」と口にしたことも、合わせて報じている。

 確かに、今季のC・ロナウドは膝のコンディション不調もあり、11月はノーゴールに終わるなど、得点力の低下を指摘する声もある。ゴールネットを揺らせない時期には、マウリツィオ・サッリ監督に途中交代を命じられたことに怒り、試合終了を待たずに帰宅。らしくない姿が多々見られたことは否めない。

 類まれな得点力で長年、世界のトップを走ってきたC・ロナウド。34歳となったポルトガルのスーパースターは、2020年に再びゴールを量産できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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