「ナカジマが違いを生み出す」中島翔哉が攻め手を欠くポルトの切り札に? 現地メディアが提言!

2019年12月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

2試合で1G1Aと勝利に貢献

左サイドハーフではなく、トップ下で起用され始めている中島。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 ポルトの中島翔哉の存在感が増してきた。

 セルジオ・コンセイソン監督が率いるポルトガルの名門は、首位ベンフィカと4ポイント差の2位で年内の日程を終了した。

 中島は、12月19日に行なわれたポルトガル・カップ(ティカ・デ・ポルトガル)のサンタ・クララ戦、23日に開催されたリーグカップ(ティカ・ダ・リーガ)のシャベス戦と2試合連続で先発を飾り、勝利に貢献した。

 今夏にカタールのアル・ドゥハイルから同クラブに加入した当初は、左サイドハーフで起用されていたが、この2試合ではいずれも4-2-3-1のトップ下で出場。サンタ・クララ戦では、貴重な決勝ゴールを決めてチームをベスト8に導いた。続くシャベス戦では2点目のフランシスコ・ソアレスのゴールをアシストするなど、攻撃を牽引した。

 ポルトガル・メディア『zerozeropt.pt』は、「サンタ・クララ戦でチームのレベルを引き上げたナカジマは、再び自らがポルトにとって価値があると証明した」と賛辞を送り、こう綴った。

「サンタ・クララ戦でのナカジマは、明らかにチームの中心だった。そしてシャベス戦でも攻撃的な中盤(トップ下)として輝いた。ポルトは現在、"格下"のチームに対しては実力を発揮することができる傾向にあるが、国外のチームや、実力が拮抗した相手との対戦では攻め手を欠き、苦戦する様子がよくみられる。そんななかで、中島のは違いを生み出すことができるはずだ」

 ここに来て調子を上げている中島には、「ナカはどんどん良くなってるからどんどん使ってほしい」、「まだちょっと判断が怖いところもあるが、きっと我々の武器になる」とサポーターからも認められはじめている。

 ポルトガルの国内リーグ戦は1月6日のスポルティング戦から再開。ふたつの国内カップ戦に加え、レバークーゼンとのヨーロッパリーグのラウンド・オブ32も控えており、過密日程が続く。

 そのなかで、中島は後半戦の切り札となれるか。現地メディア、そしてサポーターの期待は高まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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