「昨日は眠れなかった…」インテルの17歳FWが初ゴールに涙! “バロテッリ超え”のクラブ記録を更新

2019年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブ史上2番目の若さでネットを揺らす

17歳でトップチーム初ゴールを決めたエスポージト。落ち着いてPKを決めた。(C) Getty Images

 インテルは12月21日のセリエA第17節で、ジェノアにホームで4-0と快勝した。大きく貢献したのは、2得点・1アシストを記録したロメル・ルカクだ。

 ただ、そのルカクと同じように注目を集めたのが、若手FWのセバスティアーノ・エスポージトだろう。出場停止のラウタロ・マルティネスに代わって先発出場し、ルカクから譲られたPKのチャンスを確実に決め、待望の初ゴールを記録している。

 データサイト『Opta』によると、17歳172日でのセリエA先発出場は、2008年のマリオ・バロテッリ(17歳203日)を上回る最年少スタメンのクラブレコード。そして、セリエAにおけるインテル得点者としては、17歳97日のマリオ・コルソに次ぐ歴代2位の若さだ。

 また、イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、本拠地サン・シーロでの得点に限れば、レジェンドのジュゼッペ・ベルゴミを上回る最年少得点者のクラブレコード樹立となった。

 試合後、観戦した母親と抱擁し、涙を見せたエスポージトは、『Sky Sport』のインタビューでも感極まった様子で、「母と会ったばかりなんだ。ゴールは母にささげる。感動した」と喜びを語った。

「いつもそばにいてくれた家族のみんなとクラブに感謝する。昨日は眠れなかった。ずっとこの試合のことを考えていたんだ。これ以上の夜はないよ。監督とクラブに感謝している。このまま続け、この道を進んでいきたい」
 
 さらに、エスポージトは「これまでの犠牲のすべてが報われていると思う」と、これまでの努力が実ったと喜んだ。

「まいてきた種を収穫しているんだと思う。人生では決して屈しちゃいけない。このまま続けなければいけないんだ。まだまだやるべきことはたくさんある」

 PKを譲ってくれたルカクへの感謝も忘れなかった。エスポージトは「ファンタスティックな人だよ。感謝しなければね」と話している。

「『自信をもって決めてこい』と言ってくれたんだ」

 ルカクとラウタロの強力コンビがレギュラーを務めるインテルの前線には、1月にアレクシス・サンチェスも負傷から復帰する見込みだ。それでも、インテルのサポーターは、17歳エスポージトのさらなる活躍にも期待しているだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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