「バイエルンを見習え!」「誠実さがない」リバプールが旭日旗問題を公式謝罪も韓国メディアは再糾弾!

2019年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「謝罪としては不十分。最後の一文が問題だ」

初のクラブ世界一に輝いたリバプール。この数時間前にクラブは、韓国版の公式フェイスブックに“謝罪文”を掲載したが……。(C)Getty Images

 新たに世界王者に輝いたリバプールの公式謝罪が「不十分だ」と指摘された。韓国メディア『スポータルコリア』の主張だ。

 12月19日、リバプールは日本代表FW南野拓実の獲得を正式発表。翌日には選手本人のインタビュー映像や契約書にサインする様子などを、記事と動画で大々的に紹介した。

 そのなかに関連づけて投稿されたのが、1981年に開催された第2回トヨカカップのハイライト動画だ。リバプールが東京・国立競技場で神様ジーコが率いるフラメンゴ(ブラジル)に0-3と敗れた試合で、土曜日に行なわれたクラブワールドカップ決勝では38年ぶりに再戦が実現していた。あくまでプレビュー企画として南野のニュースの近くに添えたわけだが、そのトップ画面に"旭日旗"を想起させるデザインを採用したため、韓国メディアとファンの大バッシングを浴びてしまったのだ。

 クラブは21日、韓国版の公式フェイスブックに謝罪文を掲載。「昨日、我々は公式チャンネルでひとつの画像を掲載し、数多くの方々に不快な思いをさせました。その事実に気づいてすぐ、間違いを是正しました。画像によって不快な思いをされたすべての方にお詫び申し上げます」と綴った。

 
 これに対して、フェイスブックの投稿欄にはファン・サポーターからおおむね好意的なコメントが寄せられたが、『スポータルコリア』は「謝罪としては不十分だ」と突っぱねた。次のような論調を展開している。

「リバプールによる謝罪は誠実さを欠いている。最後の一文を見てほしい。『画像によって不快な思いをされたすべての方にお詫び申し上げます』とあるが、これでは不十分だ。不快な思いをした人にだけ謝罪すればいいわけではないだろう。文句を言った者にだけ詫びたように聞こえてくる。

 以前にもナビ・ケイタの見苦しいタトゥー(旭日旗の上にボールが乗っているように見えた)を掲載したとき、リバプールは完全には非を認めなかった。もっとおかしいのは、今回は公式フェイスブックの韓国版でしか謝罪文を載せておらず、これではほぼ韓国人にしか見られない点だ。世界中のファンに向けたものではなかったのである」

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