天皇杯決勝進出へ殊勲のイニエスタ、「1月1日に幸せをお裾分けしたい」

2019年12月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

1ゴール・1アシストの活躍で神戸を初の決勝に導く

1得点・1アシストをマークしたイニエスタ。神戸を元日の決勝に導いた。(C) SOCCER DIGEST

 まさに千両役者の活躍ぶりだった。

 第99回天皇杯の準決勝、ヴィッセル神戸対清水エスパルスの一戦は12月21日、ノエビアスタジアム神戸で行なわれ、元スペイン代表MFのアンドレス・イニエスタの1ゴール・1アシストの活躍で神戸が元日の新国立競技場での決勝に駒を進めた。

 この試合でイニエスタは立ち上がりの13分、左足でGKのニアサイドを破るシュートで先制弾をゲット。8月23日のJ1リーグ24節の鳥栖戦以来となるイニエスタの公式戦4か月ぶりのゴールで、神戸が先制点をもたらす。さらには、神戸の2-1リードで迎えた69分には、古橋亨梧へのラストパスから3点目をお膳立て。クラブ初の決勝進出に大きく貢献した。

 試合を振り返ったイニエスタは、「本当に幸せ。決勝の舞台に立てること。そして今日この試合に勝てたこと。難しい試合でしたけど、チームとして大きな働きができましたし、次は決勝を勝ち取りに行きたい」と勝利を喜んだ。

 1ゴール・1アシストの活躍には「自分個人よりもチームとしていい働きができた。一致団結して最後まで戦い抜いたし、本当にファンのみなさんの応援に感謝したい」と自身の活躍には触れず、チームの勝利、ファンへの感謝を述べた。

 この日はホームスタジアムの上段まで埋まるほどの大観衆が詰めかけた。「ファンの方には一年を通して素晴らしいサポート、応援をしていただいた。1月1日に勝ってみなさんに幸せをおすそ分けしたい」と神戸のファン・サポーターに勝利を約束した。

 決勝は1月1日、こけら落としとなる新国立競技場が舞台となる。「素晴らしい舞台になると思います。神戸にタイトルを勝ち取って帰りたい」と決意を語った。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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