「リバプールはクレバーな“買い物”をした」英記者が南野拓実のポテンシャルに太鼓判! 起用法にも言及

2019年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ミナミノはリバプールに完璧にフィットするだろう」

今冬のリバプール加入が噂される南野。 (C) GEPA pictures/ Mathias Mandl

 オーストリアのレッドブル・ザルツブルクに所属する日本代表の南野拓実が、1月に開く冬の移籍マーケットでリバプールへの移籍という噂が浮上。以降、それを裏打ちするような情報が流れるなど、動向が注目されている。

 今季のチャンピオンズ・リーグ(CL)で、南野はリバプールを相手に1得点・1アシストを記録。リバプールの本拠地アンフィールドで3点ビハインドから一度は同点に追いつく熱戦を演じたザルツブルクでの南野の貢献とプレーは、数字以上に欧州王者の関心を引いたようだ。

 今のザルツブルクで最も注目されているのは、CLで8得点をマークした19歳のFWアーリング・ハーランドだ。だが、欧州サッカーの専門家である通信員のケビン・ハチャード氏は、英メディア『talkSPORT』で「ミナミノはチームに完璧にフィットすると思う。リバプールはとても、とてもクレバーな(賢い)買い物をしたといえる」と話している。

「ザルツブルクはこういうことにとても現実的だ。彼らのビジネスモデルは、タレントを見出し、育て、そして売る。(南野が)あれだけ安価なのはショックなことだよ。ハーランドばかりが集中して注目されるが、南野はザルツブルクでかなり長きにわたって、安定したパフォーマンスを見せてきたんだ」

 違約金は約10億円とされる南野について、特にハチャード氏が賛辞を寄せたのは、その「多才」ぶりだ。リバプールの強力な3トップ、ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラー、サディオ・マネの控えとして、どのポジションもこなせると紹介している。

 ハチャード氏は「フィルミーノがプレーする中央でもやれる。だが、サイドでもプレーできるんだ。だから、マネやサラーを休ませられるだろう。南野は前線3人のどこにも入ることができる」と述べた。

「彼は安定していて、ハイプレスのチームでのプレーに慣れている。それだけのエネルギーや爆発的スピード、パスをするのに優れた目を持っているんだ。

 リバプールがしばらく求めてきたのは、前線3人のバックアップを務められる選手だった。そして、南野はそれを完璧にできる。彼はどこのポジションでもフィットできるだろう」

 現地でも期待が高まる南野のリバプール移籍。果たして、実現するのか。そして、欧州王者であるチームで日本人選手が活躍できるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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