実に全得点の2割が無人のゴールへ――怪物ロナウドの“驚異的なデータ”に英メディアが驚嘆

2019年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

キャリア通算414ゴールを分析すると…

かつてサッカー界を席巻し、異彩を放ったロナウド。その怪物ぶりを表わすデータが明らかになった。 (C) Getty Images

 怪物の怪物たる所以と言えるかもしれない。

 あるデータが話題を呼んでいるのが、1990年代から2000年代初頭にサッカー界を席巻したブラジル代表FWの"怪物"ロナウドである。

 93年に母国の名門クルゼイロで、ブラジル全国選手権で13試合・12得点を記録する鮮烈なデビューを飾った快足ストライカーは、94年の夏にオランダのPSVに移籍すると、瞬く間にスターへの階段を駆け上がる。その後、バルセロナ、インテル、レアル・マドリー、ミランを渡り歩き、「フェノーメノ(怪物)」と呼ばれ、一時代を築いた。

 18年に及んだキャリアで414ゴールを記録し、史上最高のストライカーとの声もあるロナウド。そんな彼の代名詞が、ゴール前で見せた高速ドリブルと跨ぎフェイントのコンビネーションだ。あっという間に相手GKを抜き去って、無人のゴールに流し込んでいく――。ロナウドのキャリアを振り返るうえでは、欠かせないテクニックだ。

 バルサ時代の恩師ボビー・ロブソンに、「ロナウドが戦術」と言わしめた男のプレーについて、英メディア『Sport Bible』が改めて分析。偉大なる"怪物"が挙げた414ゴールのおよそ21パーセントに当たる88ゴールが相手GKを抜き去って決めたものだと紹介した。

 この結果を受け、同メディアは、次のように綴っている。

「ゴールキーパーに尻餅をつかせ、無人のゴールに流し込む技は、ロナウドの才能を物語るものだ。全414ゴールのうち21パーセントがその形で奪っているという事実は、実に驚異的である。これは世界的なストライカーが残した偉業だ」

 GKを抜き去って打つシュートほど、確実なものはない。それがいとも容易くできたからこそ、ロナウドは、怪我に泣かされながらも、これだけ多くのゴールを積み重ねられたのだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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