「率いたいと望むチームではない」「遅すぎる!」本拠地で得点力不足に悩むチェルシーをランパードが非難!

2019年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ファンの前で十分なプレーができていない」

現役時代の古巣でもあるチェルシーでの1年目を送るランパードは、いま大きな壁にぶち当たっている。 (C) Getty Images

 12月14日(現地時間)に行なわれたプレミアリーグ第17節で、チェルシーはボーンマスにホームで0-1と敗れた。

 直近5試合で4敗と不振に陥っているチェルシーは、チャンピオンズ・リーグ出場圏内の4位を保ってはいるが、15日(現地時間)に行なわれる他チームの結果次第で5位に勝点2差と迫られる。

 今シーズンのチェルシーは、アウェーでの8試合で20得点を記録しているものの、本拠地スタンフォード・ブリッジでの9試合では11得点しか挙げられていない。リバプールがホームで26得点、マンチェスター・シティが22得点をマークしているのと比べれば、その差は一目瞭然だ。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、チェルシーの指揮官フランク・ランパードは試合後に、「ファンの前で我々は十分なプレーをし、十分な結果を残すことができていない」と自軍を批判した。

「ビッグチャンスを2、3回つくった。向上したければ、それらのチャンスを決める必要がある。だが、今日の我々はファンを興奮させられなかった。最終ラインで10回もパスを回していたら、ファンが沸くはずもない。それは、私が率いたいと望むチームではない」

 さらにランパードは、「チェルシーの人間だから、ファンが活発できなければ、私は真っ先にそれを指摘する。だが、今日は違うね。チェルシーのファンとして試合を見ていたら、『スローすぎる』と言っていただろう。試合を見に来たくないはずだ」と続けている。

「ファンを責めることはできない。彼らはチームを支えるためにスタジアムに来ている。来週はトッテナム戦に来てくれるだろうし、次はここでボクシングデー(の試合)だ。彼らを熱狂させるのは選手たちにも責任がある。ボールを持って、相手を倒そうとするパーソナリティ-が必要だ」

 次のホームゲームは26日のサウサンプトン戦。チェルシーの選手たちは、ランパードやスタンフォード・ブリッジの観客を満足させるプレーを見せられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事