【仙台】渡邉晋監督が退任。6年間の監督生活を振り返り「すべては私の心の中で生き続けます」

2019年12月10日 サッカーダイジェスト編集部

昨季はクラブ初の天皇杯準優勝に導く

退任が発表された渡邉監督。約6シーズン、仙台を指揮した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 12月9日、ベガルタ仙台は渡邉晋監督の退任を発表した。

 渡邉監督は、選手として札幌、甲府、仙台などで活躍し、2004年に現役を引退。翌05年から仙台の巡回コーチとして指導者の道を歩み始めた。その後、アカデミーコーチ、トップチームコーチなどを経て、14年のシーズン途中からトップチームの監督に就任。クラブ初のОB監督となった。

 就任5年目の昨季は、チーム初となる天皇杯決勝進出を果たして準優勝に導く。6年目の今季は序盤こそ苦戦するも、3-4-2-1から4-4-2へ布陣を変更し、チームを立て直した。しかし、渡邉監督とクラブは来季に向けて協議を重ねた結果、退任と言う結論に至ったという。

 在任6年の戦績は以下の通り。

2014年 リーグ戦:14位(9勝9分10敗) リーグカップ:グループリーグ敗退 天皇杯:2回戦敗退
※第7節より監督に就任
2015年 リーグ戦:14位(9勝8分17敗) リーグカップ:グループリーグ敗退 天皇杯:ベスト8
2016年 リーグ戦:12位(13勝4分17敗) リーグカップ:グループステージ敗退 天皇杯:2回戦敗退
2017年 リーグ戦:12位(11勝8分15敗) リーグカップ:ベスト4 天皇杯:2回戦敗退
2018年 リーグ戦:11位(13勝6分15敗) リーグカップ:プレーオフステージ敗退 天皇杯:準優勝
2019年 リーグ戦:11位(12勝5分17敗) リーグカップ:プレーオフステージ敗退 天皇杯:ラウンド16敗退
 渡邉監督の退任時のコメントは以下の通り。

「選手として加入してから19年、私にたくさんのチャンスと何にも代え難い貴重な経験を与えてくれたクラブに心から感謝しております。本当にありがとうございました。
そしてベガルタサポーターの皆さん。多くの声援と笑顔、そして涙。それらすべては私の心の中で生き続けます。
本当に、本当にありがとうございました。ベガルタ仙台の今後の発展を心から願っています」

構成●サッカーダイジェスト編集部

 
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