今季初ゴールから8戦12発のメッシ、瞬く間に得点ランクのトップに!このアベレージを維持すると…

2019年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

1試合平均1.2得点を叩き出す

マジョルカ戦でハットトリックを達成したメッシ。相変わらずゴールを量産している。(C)Getty Images

 6度目のバロンドール受賞の式典で、リオネル・メッシの口から「引退」という言葉が出たことは世界を驚かせた。

 もちろん、32歳という年齢を考えれば、いずれ訪れる「その時」のことが頭にあっても不思議ではない。だが、サッカーの歴史に偉大な1ページを刻んだバルセロナの背番号10は、今でも圧巻のパフォーマンスで周囲をうならせているからだ。

 12月7日のラ・リーガ第16節、久保建英が所属するマジョルカとの一戦でも、メッシはハットトリックの活躍でチームを5-2の勝利に導いた。リーガでは通算35回目のハットトリック。クリスチアーノ・ロナウドの34回に差をつけ、通算回数で単独トップに立っている。

 今季のメッシは故障で出遅れ、開幕からリーガの4試合を欠場。グラナダ戦(5節)からピッチに立ち、初ゴールは10月6日のセビージャ戦(8節)だった。

 だが、このセビージャ戦からの8試合のうち7試合でネットを揺らし、12得点とゴールを量産。気が付けばレアル・マドリーのカリム・ベンゼマ(11得点)を抜き、得点ランクのトップに躍り出ている。
 
 出場10試合で12得点、つまり1試合平均1.2得点のメッシだが、スペイン紙『Marca』によると、これは自身過去3位のペースという。32試合で46得点を記録した2012-13シーズン(平均1.44得点)、37試合で驚異の50得点をマークした2011-12シーズン(同1.35得点)に続く数字だ。

 残り22試合でこのペースを維持した場合、メッシはさらに26得点を積み重ねる計算。リーグ戦38得点なら、38試合で43得点を挙げた2014-15シーズン以来の得点数となる。

 これらの数字を紹介する記事の見出しで、『Marca』紙は「メッシは無限」と称賛した。たしかに、いつかはメッシもスパイクを脱がなければいけない。だが、今はまだ「その時」を想像できない人が多いのではないだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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