「僕はブーイングに値する」久保建英は古巣バルサ戦で何を感じたのか? 観衆の野次については…

2019年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

2ゴールの起点となったが…

バルサ戦でフル出場を果たした久保。小さくない存在感を放った。(C) Rafa HUERTA

 現地時間12月7日に開催されたラ・リーガ第16節で、マジョルカは首位のバルセロナと敵地で対戦。リオネル・メッシのハットトリックをはじめ、アントワーヌ・グリエーズマンとルイス・スアレスに1ゴールずつと「MSG」トリオに5ゴールを叩き込まれ、2-5の大敗を喫した。

 10歳の時から約4年に渡ってカンテラ(下部組織)に在籍したバルサとの初対戦となった久保建英は、右サイドハーフで先発フル出場。今夏にその古巣からのオファーを断って、宿敵のレアル・マドリーと契約したこともあり、カンプ・ノウの観衆からブーイングを浴びながらのプレーとなったが、2ゴールの起点となったほか、果敢な突破で何度かファウルを誘うなど奮闘を見せた。

 試合後、日本代表MFは次のように試合を振り返った。スペイン紙『AS』などが伝えている。

「うまく試合に入れた感じでしたが、6分にミスを犯し、先制点を与えてしまった。このようなビッグクラブを相手にすぐ失点すると難しくなってしまいます」

 個人のパフォーマンスについては、「幸い90分間プレーするできました。できることはすべてやりましたが、それだけでは不十分でした」とコメントした。

 またブーイングを浴びたことに関しては、こう話している。
 
「それは観衆が決めることです。僕は(マドリー移籍という)決定を下したので、彼らにはブーイングをする権利がありますし、僕はそれに値すると思います。称賛してくれる人もいましたし、それが力になりました。

 彼らは、そこそこやっている18歳の少年としてではなく、ライバルとして見てくれた。それは嬉しいですね」

 ブーイングを浴びたのは、一人前の選手と認められた証拠でもある。バルサのファンは、逃がした魚の大きさを改めて実感していたのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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