「バスも囲まれたし、100万円も…」浦和・大槻監督が最終節を前にシーズンを振り返り「いろんな経験させていただいた」

2019年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

最終戦に向けては「絶対に勝ちたい。本当に絶対勝ちたい」

最終戦に向けて強い決意を見せた大槻監督。今季を有終の美で飾れるか。(C) SOCCER DIGEST

 浦和レッズは12月6日、翌日に控えた最終節のガンバ大阪戦を前に、大槻毅監督の記者会見を行なった。ホーム最終戦に向けて、指揮官が強い意気込みを示している。


 大槻監督は今季の集大成となる最終節へ向けて、「チャレンジする姿勢だとかそういったものは絶対に見せたい。それが数字につながる部分、勝点で言えば3のところにつながる部分にしたい、つなげるんだという意欲の部分。ただ意欲だけじゃなくて、マッチアップしている中で、しっかり立ち位置を取ってボールを動かしたり、守備のところでしっかりと前から決めていけるようなところを表現できればいい」と語り、積極的な姿勢で勝点3を獲りに行くことを明言した。

 今シーズンはACLで決勝まで登り詰めながら、一方ではJリーグで苦戦を強いられ、天皇杯ではJFLのHonda FCに敗れて大ブーイングを浴び、敵地での鹿島戦では相手選手に手を出して退席処分も食らった。

 5月末にオズワルド・オリベイラ前監督の後を受け、トップチームの監督として初めて指揮を執ったシーズンについて問われた大槻監督は、「(去年の準備段階からこのチームに関わっていたが)就任してからの間だけでも、他の人が何年もかけて経験するようなことを経験させてもらいました。アジアの頂点を目指す最後のところまで行けたのもそうですし、その裏でこういう苦しいJリーグのところを戦ってきたこと、(天皇杯の敗戦後に)バスも囲まれましたし、(鹿島戦での行為で)100万円も払いました。あれは僕が悪いんですけど。いろんなことを経験させていただきましたが、これを経験しただけではなく、僕自身も次につなげていけるようなところに糧として持っていきたいと強く思います」と、シーズン中の出来事を振り返った。

 それでもホーム最終戦に向けては「絶対勝ちたい。本当に絶対勝ちたいです」と強い意欲を示す。リーグ戦では、0-2で敗れた11月5日の川崎戦以来のホームゲーム。「久しぶりにホームに戻ってなんとか最後に、というところは強く思っています」と必勝を期して、G大阪との最終戦に臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事