「スーツを着ろ?クリーニング中なんだ!」「何を着るかは教えるよ」リュングベリ、スコールズの批判を一蹴

2019年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

規律を求めたスコールズからの批判に応戦!

ノーリッジ戦での自身の服装に苦言を呈されたユングベリだが、それに対して、見事に応戦してみせた。 (C) Getty Images

 解任されたウナイ・エメリの後を継ぎ、アーセナルを暫定的に率いることになったフレドリック・ユングベリ監督は、トップチームでの指導経験が少ないことは否めない。だが、現役時代に一流選手として長くトップ戦線でプレーしてきただけに、批判への対応は慣れているようだ。

 新体制の初陣となった12月1日のノーリッジ戦で、アーセナルは2-2と引き分けた。2度にわたり先行されながら追いつき、白星こそつかめなかったが、黒星発進を回避している。

 だが、英衛星放送『Sky Sports』で、元マンチェスター・ユナイテッドのポール・スコールズは、ユングベリがアーセナルにとって適切な指揮官ではないとの見解を示し、ある点を批判した。「規律を示すためにYシャツとネクタイ姿であるべきだった」と主張したのだ。

 5日のブライトン戦を前にした会見で、スコールズの発言について問われたユングベリは、「それは非常に重要なことだね」と皮肉を交えて応戦。「あっという間の出来事だったから、スーツはドライクリーニングに出していて間に合わなかったのさ(笑)」と返した。

「プレミアリーグではスーツの監督も、ジャージの監督も、セーターの監督も見てきた。だから、わたしも試合の日にどうするかを決める。本当に、それは議論すべきことではないと思うんだよ。何を着るかは君たちに知らせるね」

 ブライトン戦は監督交代から初のホームゲームとなる。ユングベリは、「スタジアムの雰囲気を変える方法はプレーぶりしかない」と、サポーターの信頼を取り戻すパフォーマンスを見せたいと意気込んだ。

「エミレーツ・スタジアムに来るファンは、我々の勝利を望んでいる。我々が良いサッカーをすることを望むんだ。良い雰囲気にするには、それにトライして、実現するしかない。監督がわたしか、ほかの人かは、本当に重要なことではないと思う」

 5日の試合でユングベリがどんな姿で指揮を執るかは分からない。ただ、スーツであろうがジャージであろうが、アーセナルに内容と結果が求められることだけは確かだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事