「ミラノは2番目の家」イブラヒモビッチが古巣ミランと合意か? 英紙が報じる!

2019年12月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミランは11位と低迷

去就が注目されているイブラヒモビッチ。窮地のミランに手を差し伸べるのか。(C)Getty Images

 最終的には、愛する街に戻ると決めたのだろうか。

 英紙『Telegraph』は12月2日、フリーのズラタン・イブラヒモビッチがプレミアリーグに復帰することなく、ミランに復帰することで合意したと報じている。

 先日、ロサンゼルス・ギャラクシーからの退団を発表したイブラヒモビッチは、その去就が注目されている。古巣ミランや盟友シニシャ・ミハイロビッチ監督が率いるボローニャからの関心に加え、プレミアリーグの複数クラブも興味を示していた。

 だが、『Telegraph』紙は、イブラヒモビッチがミランと大筋で合意に達したと報道。少なくとも今シーズンいっぱいまでミランでプレーすると伝えている。
 
 イブラヒモビッチは2010年から2シーズンにわたってミランでプレー。1年目に優勝し、2年目のスクデットを争ったが、クラブの財政難から2012年夏にパリ・サンジェルマンへと売却された。

 だが、インテルでもプレーしたイブラヒモビッチは、以前からイタリアやミラノの街への愛情を隠していない。先日もイタリア紙『Gazzetta dello Sport』で、ミラノは「2番目の街どころか2番目の『家』だ」と話している。

 一方、イブラヒモビッチの退団以降、低迷が続いているミランは、すでにマルコ・ジャンパオロ前監督を解任。ステーファノ・ピオーリ監督を新たに招いたが、チャンピオンズ・リーグ出場ラインの4位と勝点11差の11位と苦しんでいる。

 とりわけ目立つのが、総得点13という深刻な決定力不足だ。昨シーズン途中に加入したクシシュトフ・ピオンテクが3得点と大ブレーキ。新戦力ラファエウ・レオンもなかなかネットを揺らせず、ピオンテクと並ぶチーム最多得点者が左SBの新顔テオ・エルナンデズという状況だ。

 それだけに、サポーターの一部はイブラヒモビッチの加入を望んでいる。38歳になった今でも、「セリエAで違いをつくれる」と豪語したイブラヒモビッチは、再びミラノの地で不振にあえぐ古巣の復活を目指すのか。発表が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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