浦和レッズが元日本代表DF森脇良太との契約満了を発表…チーム随一のムードメーカーの退団に惜別の声が続々

2019年12月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「全ては浦和レッズのために!!」

退団が発表された森脇。発表されたコメントでは、サポーターのほか関係者への感謝の言葉が述べられた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 浦和レッズは12月3日、7シーズンにわたりチームに在籍したDF森脇良太が今季限りで契約満了となり、退団することを発表した。

 現在33歳の元日本代表DFは、2013年にサンフレッチェ広島から浦和へ完全移籍。右のストッパー、あるいはウイングバックとして活躍。浦和ではJ1リーグで182試合に出場し、11得点を記録。リーグ杯では23試合・0得点。ACLでは29試合・2得点。

 森脇はクラブ公式サイトを通じて、以下のコメントを発表している。
「浦和レッズを支えてくださっているファン、サポーターのみなさんへ。
今シーズンを最後に浦和レッズと契約満了となり、退団することとなりました。2013年の加入から7年間、浦和レッズというすばらしいクラブで僕自身かけがえのない時間を過ごさせてもらいました。

そのクラブや、僕にとっても特別な存在のファン・サポーターのみなさん、そしていつもサポートしていただいているパートナー企業のみなさん、関係者各位の方々に対して、どう自分の言葉で表現して感謝の想いを伝えることがベストなのか、なかなか良い言葉が見つからないです…。

本当に感謝してもしきれません。

もう少しだけ僕自身、浦和レッズでプレーできると信じ、まだまだやるべきことはあると思っていましたが、この結果になったのも全ては僕の実力不足です。僕自身はすばらしい時間を過ごさせてもらった7年間でしたが、たくさんの方に迷惑をかけ、このクラブに対して何も残すことができなかったことが情けないし申し訳ない気持ちでいっぱいです。

それなのに、みなさんからの愛情はたくさん受け取ってしまいました(笑)。

浦和レッズのエンブレムを胸にこのクラブで戦う責任と覚悟とプレッシャー、魂はどれも幸せな時間でした。

今シーズン残り1試合。最終戦のG大阪戦が残っていますが、最後の1秒まで感謝の気持ちを持ち、浦和レッズでプレーする責任と覚悟を持って残りの時間を過ごしていきます。このクラブのために、最終戦を勝つために血を流してでもピッチの上で戦います。

全ては浦和レッズのために!!

最後になりますが、本当にたくさんの愛情をありがとうございました。
愛情をくれたたくさんの方に対して、感謝の気持ちでいっぱいです。
心の底から…ありがとう!!ビッグスマイル。それではみなさん12月7日、埼玉スタジアムお待ちしております」

 チーム内随一のムードメーカーとしても人気を集める選手だけに、この森脇の退団を発表した浦和公式ツイッターの投稿には、ファン・サポーターから多くの惜別の声が寄せられている。返信欄には投稿後の1時間で「モリさんありがとう!」「ついにオフィシャルで出てしまった 寂しいよー」「もう、森脇劇場みれなくなっちゃうのか・・・ 最後に優勝したかった!」「次のクラブでも頑張れモリ!」など100件以上のコメントが寄せられた。

 12月7日の最終節、浦和はホームでガンバ大阪戦を迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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