バロンドール表彰式を欠席したC・ロナウド、別の式典に参加していた! ユーベSDは「来年の目標になるはず」と激励

2019年12月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当に嬉しい」とイタリア語でスピーチ

バロンドールではなく、セリエAの表彰式に参加したC・ロナウド。 (C) Getty Images

 リオネル・メッシが通算6回目となるバロンドールを受賞したセレモニーに、クリスチアーノ・ロナウドの姿はなかった。宿敵が栄光を手にする場に彼がいないのは、今に始まったことではない。

 ただ今回は、バロンドールの式典を欠席する『理由』があった。同日にミラノで開催されたイタリアサッカー選手協会のセレモニーに、年間最優秀選手として出席したからだ。

 レアル・マドリーからの驚きの移籍でイタリア王者ユベントスに加入したC・ロナウドは、チームの8連覇に貢献。得点王のタイトルは逃したが、昨季チャンピオンズ・リーグ(CL)のラウンド・オブ・16、アトレティコ・マドリーとの第2レグでハットトリックを達成。チームを逆転突破に導いて存在感を発揮した。

 イタリア『Gazzetta dello Sport』紙や衛星放送『Sky Sport』などイタリア・メディアによると、C・ロナウドはイタリア語で「この賞をもらえて誇りに思う」と話したようだ。

「ユベントスのチームメートたち、そして自分に投票してくれた選手たちのすべてに感謝する。昨季はイタリアでの1年目だった。セリエAは難しいリーグだ。だからこそ、本当にうれしい。そして、今シーズンも昨季のようにしたいと望んでいる」

 そして、ユベントスのファビオ・パラーティチSDは「我々は、C・ロナウドがバロンドールの受賞に相応しいと考えている」と、述べた。

「こういう賞では、順位はいつだって意見が分かれ得るものだ。もちろん、彼にとっては来年の目標となるだろう。CLで優勝すれば、より近づくかもしれないね。彼は競争的で、そして野心的だ。どこにいっても自分がナンバーワンだと示したいと望んでいる」

 ただ、現在のC・ロナウドは低調だ。11月に得点を挙げられず、後半早々の途中交代に怒って帰宅したことが騒動になるなど、難しい日々を過ごしている。

 来年のバロンドールを手にし、メッシに追いつくために、C・ロナウドはこの苦境を乗り越えられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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