「怪物級だ!」「本当に、本当に、本当に良い」モウリーニョ、自身就任から絶好調のデリ・アリをべた褒め!

2019年12月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「君はアリの兄弟か?」という檄がもたらした効果

モウリーニョ(左)就任後は調子が上向いているデリ・アリ。そのパフォーマンスには指揮官も舌を巻いた。 (C) Getty Images

 現地時間11月30日に行なわれたプレミアリーグ第14節で、トッテナム・ホットスパーはボーンマスにホームで3-2と勝利した。ジョゼ・モウリーニョ監督が就任から公式戦では3連勝だ。

 勝利の立役者となったのがデリ・アリだ。21分にソン・フンミンのアシストから先制点を奪取すると50分にも、後方からのロングボールに反応して追加点を挙げた。その後さらに1点を加えたチームは、2点を返されたものの、暫定で5位に浮上している。

 マン・オブ・ザ・マッチの活躍を見せたアリについて、モウリーニョ監督は先日、就任時に「君はアリの兄弟か?」と聞いたエピソードを明かしている。本来の力を見せてみろという檄だ。

 それに応えるかたちで見事なパフォーマンスを披露したアリに、モウリーニョ監督は賛辞を惜しまなかった。英公共放送『BBC』によると、指揮官は、「彼は自分がハッピーでいられ、やりやすいと感じるポジションでプレーしている」と述べている。

「我々は、彼が以前から持つクリエイティビティーを発揮するためのスペースを与えているんだ。わたしが来てからの3試合で、アリは怪物級のゲームをやってのけたと思う」

 さらに、モウリーニョ監督は「デリは中盤の選手ではなく、ハリー・ケインの近くで今のようにプレーすべき選手だと思う。これが彼のベストポジションじゃないかな」とつけ加えた。

「監督にとっては最高だよ。わたしが彼のことを話さなくても、君らメディアやファンが正しい理由で彼のことを称賛してくれるのだからね。今の彼は本当に、本当に、本当に良いプレーをしている。彼にこれ以上を求めることはできなかった」

 新指揮官が絶賛するアリは、このままトッテナム浮上のキーマンとして活躍を続けられるのか。トッテナムは次節、敵地でモウリーニョが指揮していた"古巣"マンチェスター・ユナイテッドと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事