「監督交代は悲しいが、チャンスに興奮」アーセナルのDNAを持つ“新指揮官”が意気込み! 選手たちに告げた言葉は?

2019年12月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

その手腕にクラブ幹部も期待!

アーセナルではアシスタントコーチを務めるなど、選手からの人望も厚いとされるユングベリは、不振に喘ぐチームの再建を誓った。 (C) Getty Images

 アーセナルは、現地時間11月29日に成績不振からウナイ・エメリ監督を解任し、フレデリク・ユングベリを暫定監督に据えた。新監督人事が注目される一方で、かつてアーセナルで活躍したOBでもある元スウェーデン代表MFは、チームの復調に向けて意気込んでいる。

 英衛星放送『Sky Sports』のインタビューで、ユングベリは、「すごく、すごく光栄だ。そう感じている。自分の中にエネルギーを感じるよ。スペシャルだ」と、現役時代にプレーしたクラブで指揮を執ることを喜んだ。

「もちろん、クラブで起きたことへの悲しみはある。だが、これからのことや勝負できるチャンスへの興奮もあるんだ」

 ユングベリは、「とにかく大変光栄だよ。選手たちにもそう伝えた。君らは仕事をしろ、わたしは支えて助けるとね。ただ、わたしにとっては非常に名誉なことだ」と続けた。

「クラブが自分を信頼してくれたことは光栄で、誇らしかった。ウチにはとても優れた選手たちがおり、素晴らしいクラブだから、興奮しているよ」

 また、公式サイトでのインタビューで、クラブ幹部のジョシュ・クロエンケは、「彼にはまず何よりアーセナルのDNAがある」「クラブを前進させるタイミングで適切な人材と感じている」と、ユングベリに期待を寄せた。一部メディアは、今後の結果次第で正式監督として指揮を執り続ける可能性も伝えている。

 だが、当の方人は、「クラブからは次の試合に集中するように言われた。それから様子をみていこうとね」と話した。

「わたしは選手たちのことに集中する。ベストを尽くすよ。大事なのはチームであり、クラブだ。将来のことでなく、試合に集中だよ。それ以外のことは重要じゃない。この大きな責任を負えるとクラブが考えてくれるのは光栄だが、今は試合ごとに戦うことだけに集中している」

 アーセナルは12月1日のプレミアリーグ第14節でノーリッジと敵地で対戦する。チームはユングベリの初陣を公式戦8試合ぶりとなる白星で飾ることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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