首位横浜・仲川輝人、得点ランク首位タイの15点目も「もう1点取れたシーンもあった」

2019年11月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

出場5試合連続ゴールをマーク!

川崎戦で先制点をマークした仲川。今季通算15得点目で得点ランク首位タイに躍り出た。写真:徳原隆元

 絶好調の右ウインガーが15年ぶりの優勝に王手をかける勝利に大きく貢献した。

 J1リーグの33節、川崎フロンターレ対横浜F・マリノスの神奈川ダービーが11月30日、等々力陸上競技場で行なわれ、横浜が4対1で快勝。15年ぶり4度目の優勝に大きく近づく勝利を挙げた。

 この試合で横浜に流れを引き寄せたのは、なんといっても開始8分の先制ゴールだろう。ティーラトンからのスルーパスに反応したマテウスが左サイドを突破。折り返しのクロスを仲川輝人が一度は合わせそこなったものの、身体で押し込んだ。

 今季通算15ゴール目。仲川の得点ランク首位タイに躍り出るゴールで流れに乗った横浜は、後半も仲川のチャンスメイクなどから追加点を挙げ、終わってみれば4対1の快勝で神奈川ダービーを制した。

 試合後、フラッシュインタビューに応えた仲川は「自分たちはあとひとつ試合が残っているので、それを勝ちに行くことしか頭にありません」と、優勝が懸かったFC東京との直接対決に意気込みを示す。また自身の先制点のシーンについては、「うまくマテ(マテウス)が左サイドを突破したので、逆サイドの自分があそこに行くのはチームの約束事。ラッキーなゴールでしたけど、早い時間帯だったので、自分たちのペースに持ってこれたと思う」と振り返った。

 また、自身が出場した試合では5試合連続ゴールと、シーズン終盤に来てまさに絶好調の状態。これには「自分の力だけじゃなく、みんなの力あってこそなんで、みんなのサポートに感謝したい」と周囲の支えによって実現できたことを強調。

 さらに得点ランク首位タイに浮上したことについては「点は決められましたけど、もう1点取れたシーンもあったと思うので、そこは課題として、もっと上を目指して突き詰めていきたい」と貪欲な姿勢を見せた。

 横浜は12月7日の最終節で2位のFC東京と優勝を懸けて直接対決。勝点67の横浜は、同64のFC東京に対して、勝点3差をつけ、得失点差でも7ポイント上回る。横浜は最終節で「3点差の負け」でも15年ぶり4度目の優勝が決まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【仲川輝人PHOTO】「優勝まで停まりません!」ハマの"新幹線"が得点ランク首位に並ぶ15ゴール目で先制!
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