【FC東京】涙の負傷交代。D・オリヴェイラは浦和戦後に何を語ったか

2019年11月30日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

怪我の詳細は現時点で…

ホーム最終戦でまさかのアクシデントに襲われたD・オリヴェイラ。写真:サッカーダイジェスト

 前半35分、D・オリヴェイラが相手選手との接触でピッチに倒れ込む。しばらく立ち上がれず、横になったまま治療を続けた。足を引きずりながらサイドラインの外に出て、治療後、プレーを続行するためにピッチに戻ったが……。結局、42分に自ら交代を申し出た。

 涙の負傷交代(実際、交代する時に涙を浮かべていた)。D・オリヴェイラはホーム最終戦でまさかのアクシデントに見舞われてしまったのである。

 試合は1-1のタイスコアでFC東京は逆転優勝への望みは繋いだが、横浜との最終節の試合に向けて気になるのが、D・オリヴェイラの怪我の具合だろう。長谷川監督は「詳細は現時点で分からない」とコメントしたが、本人曰く「痛みはかなりある」。

「膝の内側と裏側に痛みがあります。今、身体が冷えてきたので痛みが増してきました。(最初ピッチの外に出た時点で)厳しいと思いましたが、チャレンジということでピッチに戻りました。でも、痛みが増してきて結果的には続けられなかった。明日、検査してどうなるか、ですね」
 
 そんなD・オリヴェイラが悔やんだのが、立ち上がりの決定機逸だ。

「前半にチャンスがありながら決められなかったのは残念。たくさんのファン・サポーターに応援していただいて、その勢いを駆って戦いたかったですが、実際はゴールを奪えなかった」

 とはいえ、諦めているわけではない。

「もちろん厳しいのは分かっています。でも逆転優勝できる可能性はあるので、頑張りたいです」

 果たして、D・オリヴェイラは横浜戦に間に合うのか。ファン・サポーターは奇跡の復活を信じているはずだ。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

 
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