「エムバペが人として好き」「手に入れられないものもある」対戦を前にジダンとトゥヘルの両指揮官が舌戦!

2019年11月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チームを離れるなんて、考えたくもない」

CLで対戦するトゥヘル(左)とジダン(右)。握手は交わすのか? (C)Getty Images

 レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が、パリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペを気に入っているのは、もはや周知の事実だ。そして、指揮官の選手を巡る発言が議論の的になったのも、一度や二度ではない。

 チャンピオンズ・リーグでの対戦を前に、再びエムバペを巡る舌戦が繰り広げられたのも、不思議ではないだろう。両チームは11月26日のグループステージ第5節で対戦する。パリSGが3-0と快勝した開幕戦では、エムバペが負傷で不在だった。

『ESPN』によると、リベンジを目指すジダン監督は、エムバペについて「ずっと前から彼のことは知っている」と、改めて同胞の後輩への想いを口にしている。

「長いこと、彼のことは大好きだ。ただ、まずは人としてね。彼はずっと前にここマドリーのトライアルに来た。そして明日は、対戦相手となる。大切なのは、我々が何をするかだ。彼がどんな選手で、パリ・サンジェルマンにとっていかに大事か分かっている。準備を整えておかなければ」
 
 これに対し、パリSGのトーマス・トゥヘル監督は「どんな風に、どれほどジダンがキリアンのことを好きなのかは知らない」と返している。

「ただ、もっとも大切なのは、彼はウチの選手ということだ。大好きだといっても、最終的にそれを手に入れることはできないなんて、よくあることじゃないかな」

 パリSGのレオナルドSDは以前、ジダン監督がエムバペについて話すことに不快感を表した。トゥヘル監督は「彼はフランス人だ。ジダンがキリアンを好んでいるのは、だれもが知っていることだよ。わたしが動じることはない」と述べている。

「キリアンは我々の選手だ。我々は、彼とチームをつくろうとしている。キリアンがすぐにチームを離れるなんて、考えたくもないね」

 ジダンのラブコールは、どのような結末を導くのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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