ベルギーリーグ日本人対決はシャルルロワ森岡亮太に軍配! STVVは鈴木優磨、シュミットが先発も好機を活かせず

2019年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

森岡の1アシストを含む3失点

先制点を奪われた際、ボールには触っていたが止め切れていなかったシュミット。 (C)STVV

 現地時間11月24日、ベルギーリーグの第14節が行なわれ、シント=トロイデン(STVV)はホームにシャルルロワを迎えた。

 STVV側では3-5-2の2トップの一角で鈴木優磨とGKのシュミットダニエルが、シャルルロワ側からは4-2-3-1の2列目左に森岡亮太が先発出場。日本人対決が実現している。

 試合開始早々、主導権を握ったのはSTVVだった。左右のサイドから果敢に攻めあがり、9分には左サイドからのクロスに鈴木が飛び込み、ヘディングシュート。これはDFの体を張った守りで防がれる。

 一方、少しずつリズムを掴み始めたアウェーチームは、20分に森岡のミドルシュート、22分にもゴール前で絶好機を創出するが、これはいずれもポストに阻まれる。
 
 お互いに慎重な姿勢を崩さないまま、前半はスコアレスで折り返す。

 均衡が崩れたのは50分。ゴール前に何度もフェイントを織り交ぜたシャルルロワのアリ・ゴキザデのシュートがDFの足に当たって軌道が変わる。これをシュミットは触りながらも防ぎきれず、先制を許した。
 
 60分には、カウンターから森岡のふわりとした絶妙なクロスに合わせて飛び出したレザイーに決められ、2点失点目を喫する。

 しかし69分、STVVの前線が粘りに粘り、ポル・ガルシアが上げたクロスにジョーダン・ボタカが合わせてようやく1点を返した。
 
 その後は80分にスティーブン・デ・ペッター、86分にはボリが絶好機を迎えるが、あと一歩、ゴールネットを揺らすことができない。

 そして89分、再びカウンターからレザイーに今日2ゴール目を許し、スコアは1-3と突き放されてしまう。90+3分にはこぼれ球から三度カウンターを許してあわや4失点目というピンチを招き、失点は免れたものの、ミスが目立つ内容となった。

 90+4分、STVVの選手たちがゴール前に攻め上がり、ボリが落としたボールを鈴木がゴール前でシュート。だがバーの上に浮いてしまうという惜しい場面が、チームにとって最後のチャンスだった。
 
 だが、試合はこのまま1-3でアウェーのシャルルロワが勝利。これで5試合負け無しとなった。敗れたSTVVは、暫定11位に沈んでいる。

 STVVは次節、11月30日にアウェーで伊東純也を擁するヘンクと、シャルルロワは小林祐希が加入したワーズランド=ベベレンと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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