「なんと品格のあるやり方か」モウリーニョの強引なスタッフ引き抜きをリール監督が痛烈批判!

2019年11月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

敏腕SDの引き抜きも画策?

懐刀を奪われたガルティエ(左)がモウリーニョ(右)へ怒りを露わにした。(C)Getty Images

 トッテナムがジョゼ・モウリーニョを新監督として招いたことで、怒りを露にしたクラブがある。リーグ・アンで5位につけるリールだ。

 モウリーニョはリールからヌノ・サントス、ジョアン・サクラメントというふたりのコーチングスタッフを引き抜いた。また、キリアン・エムバペらを見出したことでも知られるルイス・カンポスSDにも関心を寄せていると言われる。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、リールのクリストフ・ガルティエ監督は、この事態に「怒っている。腹が立つ。タイミングが良くないからだ。でも、ウチの会長にはどうすることもできなかっただろう?」と、皮肉を交えてモウリーニョへの不満を表した。
 
「去ってしまった者たちを咎めるつもりはない。わたしだってアシスタントコーチだった時代はある。彼らはコンタクトを受け、プロジェクトを信じ、ここを去ることを望んだ。今のサッカーはそういうものだ。後ろから刺された? そういう解釈ができるかは分からない。だが、なんと品格のあるやり方か」

 一方で、『ESPN』によると、ガルティエ監督はカンポスSDについて「1000分の1もほかを見たがっているとは思わない」と、退団はないとの見解を示している。同SDはモウリーニョと親しいが、ESPNは情報筋の話として、トッテナムに向かうことはない様子と報じた。

 強引な手法で優秀な引き抜いたモウリーニョ・トッテナムは、これからどんなパフォーマンスを見せるのか。俄然注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】モウリーニョのプレミア初制覇を振り返る

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事