「彼の父親でも警官でもない!」パリSG指揮官、スペインへテニス観戦に出掛けたネイマールに不満

2019年11月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「この2週間、彼はプロフェッショナルだった」

リール戦での復帰が濃厚なネイマール。批判を払拭するパフォーマンスを見せられるか。(C)Getty Images

 故障でインターナショナルウィークにリハビリを余儀なくされたネイマールは、"休暇"を利用してマドリードで開催されているテニスのデビスカップを観戦した。

 開幕前にバルセロナ復帰を希望し、パリ・サンジェルマンのサポーターから不評を買ったネイマール。信頼回復に至る前に、太もものケガで10月半ばから戦列を離れている中での"スペイン遠征"には、一部から不満の声が寄せられている。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、トーマス・トゥヘル監督も快く思わなかったようだ。ただ、指揮官はネイマールがインターナショナルウィーク中にしっかりトレーニングをこなしたとも話している。

 ドイツ人指揮官は、「わたしに何ができるというのか。彼の父親でも、警官でもなく、わたしは監督なんだ」とコメント。「監督としてのスペインへの移動をうれしく思うか? まったく思わない。当然だ」としたうえで、「怒るタイミングではない」と続けた。

「この2週間、彼はここで非常にプロフェッショナルだった。ほかの選手たち以上のことをしたよ」
 
 不穏な空気や声は、ピッチでの結果で吹き飛ばすしかない。パリSGは11月22日、リーグ・アン第14節でリールと対戦する。トゥヘル監督は「すべてがうまくいけば、明日の試合に出られるはずだ」と、ネイマール復帰の可能性に触れた。

「先発か、途中出場かは、これから決めなければいけない。彼はクオリティーをもたらし、決定的な存在となってくれるだろう。彼がいる時の我々の前線は相手にとって危険になる。決定的な選手なんだ。勝ち続けたければ、我々には彼が必要なんだよ」

 ネイマールはリール戦で復帰を遂げ、周囲を納得させるプレーを披露できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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