「指導した中で最高の選手」本田圭佑にフィテッセ指揮官が太鼓判! キャプテンは「分かったのは…」

2019年11月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「指導者人生において最高の選手のひとり」

現地で入団会見に臨んだ本田。何を語った? (C) Getty Images

 オランダ1部エールディビジのフィテッセに加入し、無事に就労ビザが下りたことが発表された本田圭佑。早ければ週末のリーグ戦でデビューを果たす見込みだ。

 現地11月21日には、入団会見が行なわれた。現地ラジオ局『NOS Sports』によれば、CSKAモスクワ時代の恩師でもあるレオニド・スルツキ監督は、「ケイスケはロボットだよ。たしかに彼は決してスピードのある素早い選手ではない。だが、スピード以外のクオリティーは十分。フリーの期間はいい休養になったことだろう。彼は私の指導者人生のなかで、最高の選手のひとりだ」と絶大な信頼を寄せた。

 また、本田自身も「プレーすることを楽しみにしている。若い選手が多いので、自分の持つ経験でいい効果をもたらすことができる」と意気込んだ。そして、実質的なカンボジアの代表監督を務めていることについての質問が飛ぶと、「大丈夫、眠る時間は十分にある」と答え、会場を沸かせたという。

 さらに、来年に控える東京五輪に関する質問も飛んだ。本田はかねてから東京五輪にオーバーエイジ枠としての参加を熱望している。

「(参加に)自信はある。ただ、まずはこのチームでクオリティーを示したい。オランダのプロリーグでプレーするのは、約10年ぶりなので、自分がどう成長したかを証明したいと思う。サポーターを驚かせたい」

 ちなみに、シーズン途中で加入する本田について、チームメイトはどう捉えているのか。

 『FOX SPORTS』オランダ版がブライアン・リンセンにインタビューしている。29歳のキャプテンは、「トレーニング初日だから今はまだすべては分からない」と答えつつ、「いい左足の持ち主であることは分かる」とコメントしている。

 監督は「ケイスケを使わない手はない」と発言しており、24日にアウェーで行なわれるスパルタ戦で出番が与えられる可能性は濃厚だ。オランダでの再デビューに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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