「最もサポーターの心に入り込んだ」ボローニャ冨安健洋の序盤戦をイタリア・メディアが高評価!

2019年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

週末のパルマ戦で復帰か?

代表戦で負傷し、5試合を欠場した冨安。それでも高い評価は変わらないようだ。(C)Getty Images

 守備を本職とする者にとって、イタリアで活躍するのは容易なことではない。だからこそ、21歳の1年目というキャリアにもかかわらず、負傷離脱するまで好パフォーマンスを披露していた冨安健洋は、地元メディアからも高く評価されている。

 イタリア・メディア『Tuttomercato web』は11月17日、ボローニャ新戦力のここまでを評価する記事の中で、冨安について「最もサポーターの心に入り込んだ選手のひとりであることは確か」と称賛した。

 夏に加入した冨安は、開幕から右SBのポジションでスタメンの座を確保。7試合連続でフル出場を飾った。10月の日本代表戦で負傷し、以降の5試合を欠場している。

『Tuttomercato web』は、「リーグ戦でのパフォーマンスには功績がある。キャリアでやったことのない右SBとしてのプレーだったのならなおさらだ」と賛辞を寄せた。

「日本人選手は、我々のサッカーにも、異なる言葉にも、大きな問題を抱えることがなかった(言葉は徐々に学んでいる)。より経験豊富で抜け目ない相手と対峙した際に苦しんだのは当然だ。彼の獲得は、マッティア・バーニのそれと同じようにヒットになった」

 冨安やバーニ、ガリー・メデルが期待やそれ以上の出来だったと評価された一方で、CBのステファノ・デンスビルには「間違いなくもっとも困難にあるニューフェイス」と批判された。イェルディ・シャウテンについても、負傷などで苦しんでおり、冬の補強でさらに出番を失う可能性があると指摘している。

 また、アンドレアス・スコフ・オルセンについては、期待値こそ下回るがその期待値が高すぎたとし、「技術クオリティーに疑いはない」と、若いだけに時間を与える必要があるとの評価だった。

 冨安は先日からチーム練習に合流しており、リーグ再開初戦となる24日のパルマ戦から戦列復帰が見込まれている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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