「僕はプレーを制限されていた」C・ロナウドが“試合中帰宅騒動”の真相を激白! サッリとの軋轢は…

2019年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

ディバラとの交代でロッカールームへ直行

物議を醸した騒動について、当事者であるC・ロナウドが真相を語った。 (C) Getty Images

 衝撃的な振る舞いの真相が明かされた。

 それは現地時間11月10日に行なわれた、セリエA第12節のミラン戦でのことだった。ユベントスの大黒柱であるクリスチアーノ・ロナウドは、55分にそのパウロ・ディバラとの交代を命じられる。すると、明らかに不満げな表情を浮かべながら、指揮官のマウリツィオ・サッリと何か言葉を交わしてからベンチには戻らずに、ロッカールームへ直行した。

 チームは1-0で勝利したものの、一部の現地報道で、そのまま家路についたとも言われた振る舞いには、元ユーベ指揮官のファビオ・カペッロから「去り際も王者であるべきだ」と苦言を呈されるなど、非難が殺到した。

 この物議を醸した行動について、C・ロナウドが口を開いた。自らの2ゴールで2-0とポルトガル代表を勝利に導いたルクセンブルクとEURO2020予選の後に、地元メディア『O Jogo』の取材に対して、次のように語った。

「ここ3週間、僕はプレーを制限されていたんだ。論争なんてない。それは君たち(メディア)が作り出したものだ。僕はあの日もユベントスを助けようとしていただけさ」

 さらに「交代するのが好きな選手なんかいない。でも、理解したよ。ミラン戦の自分はよくなかったからね」と振り返った偉大なるクラッキは、こうも続けている。

「ありがたいことに、これまでのキャリアではそれほど怪我は多くなかった。でも、起こりうることだと思っている。痛みは100パーセントになるのを妨げるんだ。

 僕は常にプレーしようとしているけど、そうできないこともある。でも、今回は存在する必要がないところに論争を作られてしまった。ここで言えることは、クラブは僕のプレーが制限されていることを知っていたってことだよ」

 イタリア・メディアを中心に、サッリ監督との間で軋轢が生じた可能性も報じられていた今回の騒動。だがしかし、「最も重要なのは勝ったことだ」という本人の言葉によって、事態は収束していきそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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