【W杯アジア予選全結果】西野タイはチャナティップの先制弾もマレーシア相手に初黒星。韓国は2戦連続0-0ドロー

2019年11月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本と同グループではミャンマーが初勝利を飾る

韓国は2戦連続スコアレスドローと苦戦を強いられている。(C)AFC

 11月14日、カタール・ワールドカップ・アジア2次予選の第5節が各地で開催され、元日本代表監督の西野朗氏が率いるタイ代表が、マレーシアを相手に初の黒星を喫し、グループ2位に後退した。
 
 前節は、強敵UAEを相手に2-1と競り勝つなど、ここまで2勝1分けで好調をキープしていたタイは、アウェーでマレーシアと対戦。横浜のティーラトンは累積警告で出場停止となったものの、札幌のチャナティップと元広島のティーラシンが先発出場を果たした。
 
 前半から激しいプレスでボールを奪い、積極的に相手陣内に攻め込むタイは、開始わずか7分、右サイドからのグラウンダーのクロスに、ニアサイドに走り込んでいたチャナティップが左足で合わせてゴール右に突き刺した。
 
 幸先良く先制したタイだったが、徐々にリズムを掴みはじめたマレーシアに一瞬の隙を突かれ、26分にブレンダン・ガンに同点ゴールを決められてしまう。その後は、お互いに素早い速攻から好機を演出し、どちらに勝ち越しゴールが生まれてもおかしくない展開に。
 
 すると57分、マレーシアにペナルティエリア付近での華麗なワンタッチパスから、最後はムハメド・スマレが後方からの浮き球のボールをダイレクトで合わせ、豪快なゴールを決められてしまう。勢いに乗るマレーシアの猛攻に耐えるタイは、カウンターから同点ゴールを狙うも、最後まで得点を奪えず、1-2の敗戦を喫した。
 
 そのほかの試合では、オーストラリア、シリアら強豪が順当に勝点3を積み重ねるなか、韓国が前節の北朝鮮戦に続き、レバノン戦でもスコアレスドローと苦戦。また、日本と同グループのミャンマー対タジキスタンの一戦は、計7発が乱れ飛ぶ打ち合いをミャンマーが制し、初勝利を飾っている。
 
 15日に行なわれたアジア2次予選・第5節の全試合結果は以下の通りだ(国名横のカッコ内数字は勝点)。
 
【グループA】
モルディブ(3)1-2フィリピン(7)
シリア(12)2-1中国(7)
※試合なし=グアム(0)
 
【グループB】
クウェート(7)9-0台湾(0)
ヨルダン(7)0-1オーストラリア(12)
※試合なし=ネパール(3)
 
【グループC】
香港(2)0-0バーレーン(8)
イラク(10)2-1イラン(6)
※試合なし=カンボジア(1)
 
【グループD】
ウズベキスタン(6)2-3サウジアラビア(8)
イエメン(5)1-0パレスチナ(4)
※試合なし=シンガポール(4)
 
【グループE】
アフガニスタン(4)1-1インド(3)
オマーン(9)4-1バングラディッシュ(1)
※試合なし=カタール(10)
 
【グループF】
ミャンマー(3)4-3タジキスタン(6)
キルギス(6)0-2日本(12)
※試合なし=モンゴル(3)
 
【グループG】
マレーシア(6)2-1タイ(7)
ベトナム(10)1-0UAE(6)
※試合なし=インドネシア(0)
 
【グループH】
トルクメニスタン(6)3-1北朝鮮(7)
レバノン(7)0-0韓国(8)
※試合なし=スリランカ(0)
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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