「これが一番、難しい」。危機感を募らせる柴崎岳が、“肝に銘じている”こと

2019年11月15日 サッカーダイジェスト編集部

「強豪とやって、そういうことを見つけるのは簡単ですけど…」

アジア2次予選で4連勝も、柴崎は危機感を募らせた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[カタール・ワールドカップ・アジア2次予選]日本2-0キルギス/11月14日/ドレン・オムルザコフ・スタジアム

 日本はアウェーのキルギス戦に2-0で勝利し、カタール・ワールドカップのアジア2次予選で4連勝。前半戦はグループFで同居したミャンマー、モンゴル、タジキスタン、キルギスの4か国を合計13得点・無失点で蹴散らした。

 ただ、敵地でキルギスに苦しめられたように、その戦いぶりは決して盤石ではなかった。実際に柴崎もアジア2次予選の4試合は「結果については満足しています」と述べつつも、内容に対しては「満足できる部分とできない部分があります」と口にしている。

 では、これからアジア2次予選、最終予選、そしてワールドカップへとつながっていくなかで、どう改善していくべきなのか、柴崎が語った。

「漠然と言えば守備の部分は、修正していくべきところがあるかなと思います。細かくは言えませんけど、より世界と、もしくはアジアのトップクラスの国とやる時に、やっぱりそれくらいの準備はしないといけない。

 そうですね…、結果が出ているとはいえ、そうですね…。こういう時だからこそ、何ができていて何ができていないのかというのを、より見つめないといけないかなとは思います。これが一番、難しいところだったりする。強豪とやって、そういうことを見つけるのは簡単ですけど、こういう勝っている時ほど、自分たちの足もとを見つめるというのは簡単なことではないので、そういったことを肝に銘じてやっていきたい」
 
 細かな戦術については明かさなかったが、相手のレベルに関係なく、自分たちへの意識を高められるかが大事になるということだろう。そう考えるとキルギス戦は、「見た目よりも、ボールが全然走らない」(柴崎岳)劣悪なピッチだったエクスキューズもあるとはいえ、31分と67分に2度も相手に決定機を与えてしまった守備は反省すべき点だったかもしれない。

 いずれにせよ幸い、4連勝と良い結果は残せた。柴崎の言う通り、「勝っている時ほど、自分たちの足もとを見つめることを肝に銘じて」、アジア2次予選の後半戦に臨みたい。

構成●サッカーダイジェストweb編集部
 
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