「周囲といい連係を示した」「クボよりも良い」バルセロナ安部裕葵のデビューに現地紙、ファンも注目!

2019年11月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

現地紙もトップチーム初の日本人選手に注目

安部がバルサのトップチームでデビュー。今後が期待される。 (C)Mutsu KAWAMORI

 スペイン1部のバルセロナは現地11月13日、2部B(実質3部)のカルタヘナとのチャリティーマッチを行ない、2-0で勝利した。今夏に同クラブに加入した安部裕葵は、この試合でトップチームデビューを果たしている。

 バルサのAチームは、代表ウィークのためにリオネル・メッシら11人が抜けているうえ、イバン・ラキティッチら負傷者も続出で深刻な人員不足に陥り、安部らバルサBチームからも数多く招集された。先発にはジェラール・ピケ、ウスマンヌ・デンベレなどのトップチーム選手が名を連ね、安部はベンチスタートだった。

 試合はバルサが主導権を握りながらもカタルヘナの堅い守備に手を焼き、ようやく先制点を奪ったのは64分、カルレス・ペレスが流れのなかからゴールに流し込んだ。そして89分には追加点を挙げた。安部は76分にピッチに投入され、限られた時間を左サイドハーフでプレー。行き詰っていた攻撃陣を活性化し、追加点の起点となった。

 カタルーニャ地元紙『Diari Ara』は、「バルセロナのシャツに腕を通した最初の日本人となった安部のデビュー。周囲といい連係を示した」と評した。また、現地メディア『beteve』は、「カタルヘナの堅守、バルサの若者たちの躍動以外はさほど見どころがなかったが、バルサで初めてプレーする日本人、ヒロキ・アベのデビューは注目に値した。フレンドリーマッチとはいえ、トップチームでプレーする最初の機会を得た」と報じている。

 また、現地のサポーターのなかには「ヒロキおめでとう!」「やっぱりクボよりも良いと思う」「できればスタメンで見たかった」「(アンス・)ファティにリキ・プッチ、ペレスにヒロキといったバルサの若者たち、皆将来有望だ!」といった声が寄せられている。

 今回はトップチームの人員不足が原因での招集となったが、ファーストインプレッションはまずまずといったところか。今後は、公式戦などでも出番が回ってくるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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