「身構えますよね」GKから見た久保建英の恐さとは? 元日本代表GK楢﨑正剛氏がスペインのサムライ戦士を語る!【インタビュー】

2019年11月11日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「『もう一花咲かせる』といったら、失礼かもしれませんが…」

元日本代表の名GKだった楢﨑氏がスペインで戦う日本人選手に語ってくれた。写真提供:WOWOW

 先月某日、『サッカーダイジェスト』は、『WOWOW』の「リーガダイジェスト!」にゲスト出演した元日本代表GKの楢﨑正剛氏にインタビューを行なった。

 日本代表として最多となる4度のワールドカップを経験した名守護神は、ラ・リーガでプレーする日本人選手について、どう見てるのだろうか。

 まず、語ってもらったのは今夏にレアル・マドリーと電撃契約し、マジョルカにレンタル移籍を果たした久保建英だ。GK目線で見ると、どんなプレーヤーなのか。

「ボールを自由に扱っていて、なかなか奪えない。囲んだと思っても抜けてくるので、キーパーとしては身構えますよね。ボールタッチも細かいですし、シュートもタイミングが取りづらそうなので、警戒が必要な選手だと思います。周りも信頼して動くし、グループに良い影響を与えられるプレーヤーですね」

 ラ・リーガという舞台でさらに活躍するためには、どんな部分が求められるのだろうか?

「チャンスメークは得意だと思うので、自らゴールを決めたり、得点に直結するプレーができるか、というところですかね。身体も強くなれば、もっと良くなると思います」

 また今シーズンからスペインの2部でプレーする香川真司(サラゴサ)、岡崎慎司(ウエスカ)、柴崎岳(デポルティボ)については、こうコメントした。

「(香川と岡崎は)もうベテランと呼ばれる年齢です。『もう一花咲かせる』といったら、彼らに失礼かもしれませんが、まだまだ活躍するところを見せたいと思っているでしょう。(2部だから)レベルが落ちるということより、自分の手で高いレベル(1部)に引き上げればアピールになると考えているでしょうし、それぐらいできる自信は持っていると思いますね」

 年齢を重ねるごとに「うまくいかないことに関して、冷静に対処できるようになった」という楢﨑氏。過密スケジュールやハードな肉弾戦など、厳しい環境に身を置いているサムライ戦士の活躍に期待を寄せた。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「スペインサッカー ラ・リーガ&ラ・リーガ2部」
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