【移籍市場超速報】ユベントス 緊急事態のCB補強の一番手はロランド。ミランのラミも候補に

2014年12月19日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

セリエAを知っているのが大きな利点。

故障者続出で手薄になったCBの新戦力として、ユベントスはこのラミもリストアップ。ライバルからの引き抜きはあるのか。 (C) Getty Images

 ユベントスは、故障者続出でレオナルド・ボヌッチ、アンジェロ・オグボンナの2人だけになってしまったCBの補強に動かざるを得ない状況に追い込まれている。
 
 候補に挙がっている中で最も有力なのは、ポルトガル代表のロランド(ポルト)。ナポリ、インテルでのプレー経験を持ち、セリエAを知っているのが大きなアドバンテージだ。チャンピオンズ・リーグを含めた後半戦に信頼できるバックアップとしての貢献が期待できる。
 
 他に候補に挙がっているのは、トッテナムのヴラド・キリケシュ、ディナモ・キエフのアレクサンダル・ドラゴビッチ、そしてミランのアデル・ラミ。最終的に誰に白羽の矢が立つのかはこれからの話。この4人以外の候補が現われることも十分あり得る。
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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