【Jリーグ】ACL出場権は今節に確定も? 昇格や降格など週末の対戦で決定する条件をまとめると…

2019年11月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

最下位・磐田は崖っぷちの状況

首位の鹿島はセルジーニョ(中)。2位のFC東京は永井謙佑(左)、3位の横浜は遠藤渓太(右)が攻撃のキーマンだ。(C)SOCCER DIGEST

 Jリーグは終盤戦を迎え、優勝&昇格争いはいまだ混沌としている。そんななか、条件次第では今節にもACL出場権獲得、J1昇格などが確定するクラブが出てきた。ここではその諸条件をまとめた。

 J1リーグは今週末に行なわれる31節を含めて、残すところ4節となった。まずは上位陣にはACL出場権獲得が決定する可能性がある。

 4位の川崎、6位のC大阪がともに引き分け以下の場合、首位の鹿島、2位のFC東京、3位の横浜のうち勝ったチームが、ACL出場(3位以内確定)が確定する。鹿島はその川崎とホームで直接対決、FC東京はアウェーで磐田と、横浜はホームで札幌と対戦する。またC大阪はホームに湘南を迎える。

 川崎は勝利すれば鹿島に2ポイント差と詰め寄ることになり、ACL出場権争いは、現在1ポイント差で3チームが争う優勝争いの行方とともに、最後まで分からなくなりそうだ。

 残留争いでは最下位の磐田が崖っぷちの状況だ。今節にFC東京に敗れ、14位名古屋、15位鳥栖がともに勝利を収めると、プレーオフに出場する16位以下が確定してしまう。

 今週末に第40節を迎えるJ2に目を移すと、残り3節で首位の柏がJ1昇格へ王手を掛けている。鹿児島戦で勝利し、3位の横浜FCが引き分け以下の場合には昇格(2位以内)が確定する。その横浜FCは5位の徳島と敵地で対戦。3ポイント差で迎える大一番だ。

 また、自動昇格圏の2位大宮とは勝点2差で、プレーオフ圏外の7位岡山とは勝点6差。最後まで目が離せない混戦となっている。

 J2の残留争いでは、下位2チームが待ったなしの状況だ。11位の新潟と敵地で対戦する最下位の岐阜は、敗戦するとJ3降格(21位以下)が決定。引き分けた場合でも19位の町田、20位の鹿児島がともに引き分け以上だと降格が決まる。さらにその2チームが勝利すると、岐阜の結果にかかわらず降格が決定してしまう厳しい状況だ。

 21位の栃木は、現在3連勝中の2位大宮とホームで対戦。この試合に敗れ、町田と鹿児島が勝利した場合に降格(21位以下)が決定してしまう。

 6位までのプレーオフ出場権を巡る争いは、最終節までもつれそうな情勢だ。とりわけ最後の1席となる6位争いは熾烈だ。現在は勝点64で水戸がキープしているが、7位の岡山とは同勝点。また8位甲府と9位京都も同62と2ポイント差で追いかけてきている。

 シーズン最後に笑うのは――。今週末の試合から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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