「あまり話したくない」痛恨タックルのソン・フンミン、“被害者”のA・ゴメスとメールしたことを明かす!その内容は…

2019年11月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

今季シーズン中に復帰の可能性も

ソン・フンミン(右)にタックルを受け、倒れ込むA・ゴメス。右足首の脱臼骨折という重傷を負った。(C)Getty Images

 後方からのタックルで結果的にエバートンのアンドレ・ゴメスに重傷を負わせてしまったトッテナム・ホットスパーのソン・フンミンは、11月6日のチャンピオンズ・リーグ(レッドスター戦)で2得点をあげ、4-0の快勝に貢献した。

 英紙『Guardian』によると、ゴールを決めても喜ぶことなく、謝罪するポーズを見せたソン・フンミンは、A・ゴメスにメールで連絡を取ったと明かしている。

 韓国代表FWは、「(遠征に)出発する前に彼にメールした。返してくれたよ」と述べた。

「今回のことを思うと、いまもつらい。本当に申し訳ない。サッカーはこういうことも起こり得るスポーツだ。誰だって、こういう状況を目にしたくはない。起きてしまったことを、僕は悲しく思っている。この数日は、本当に、本当にタフだった」

 ソン・フンミンは「彼にはメールで『幸せを祈る。君やご家族、チームメイトに対して、本当に申し訳なく思っている』と伝えた」と続けている。

「たぶん(手術後に)帰宅してからだと思うけど、返事をくれたよ。(内容は)あまり話したくない」
 
 自らがきっかけをつくるかたちでゴメスが悲劇に見舞われるのを目にし、ソン・フンミンは号泣していたとチームメイトが明かしている。マウリシオ・ポチェティーノ監督は6日の試合前、ソン・フンミンが出場できる状態ながら「打ちひしがれている」と話していた。

 それでもピッチに立ち、2ゴールと結果を出したソン・フンミンは「僕はいつでも試合に出場したいと思う選手だ。たとえショックを受けている状態でも、チームを助けたいと望む」と述べている。

「僕は言い訳するタイプじゃない。いつもプレーしたいんだ。自分がいかに恵まれているか分かったよ。周囲の人が本当に強いメッセージを送ってきてくれた。チームメイトやトッテナムのファン、エバートンのファンさえね。韓国からのメッセージもあった。本当に感謝している」

 エバートンのマルコ・シウバ監督は、「メディカルスタッフからのフィードバックで我々が考えているのは、今シーズン中に再びアンドレのプレーを見ることは可能ということだ」と、今季中の復帰の可能性に含みを持たせた。

「手術やその後の検査結果は、本当にすべてがうまくいっている。我々は、今季またアンドレのプレーを見たいと願っているよ。100パーセント確信できることじゃない。だが、良い可能性がある」

 A・ゴメスと彼の大切な人たちはもちろん、ソン・フンミンもその日が一刻も早く訪れることを心待ちにしていることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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