「とうとう来た!」日本代表MF遠藤航が、ドイツ2部シュツットガルトでついにデビュー! 現地の反応は…

2019年11月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これが最初のゲーム」と本人も喜びを発信

わずか5分ならがら、念願の新天地デビューを果たした遠藤。 (C) Getty Images

 念願のドイツデビューだ。

 現地時間11月3日に行なわれたドイツ2部の第12節シュツットガルト対ディナモが行なわれ、3-1でホームのシュツットガルトが勝利を収めた。

 開始3分に相手のオウンゴールで先制したシュツットガルトは、38分と84分にも追加点。相手の反撃をPKによる1点に抑え込んで、逃げ切った。

 そんななか、89分にピッチに送り込まれたのが、ベンチスタートの遠藤航だった。今夏にベルギーのシント=トロイデン(STVV)からレンタルで加入した日本代表MFは、負傷や代表戦招集による離脱などが重なり、これまでまったく出場機会を与えられていなかった。

 FWのフィリップ・フォスターと交代した遠藤は、新天地で与えられた約5分のプレーを楽しんだようだ。念願のデビューに、現地紙『Stuttgarter Zeitung』は「シュツットガルトは勝ち切ることができて幸せだったが、それ以上に遠藤は幸せだったろう」と報じている。

「10月を2勝2敗で乗り越えたシュツットガルトにとって、11月に入って幸先のいいスタートを切ることができたゲームとなった。決して傷のない完璧な勝利とはいかず、後半開始早々には守備の課題を露呈したが、最後まで集中力を欠くことは無かった。

 終盤になって遠藤の登場は、シュツットガルトのサポーターにとってもサプライズだったようだ。『とうとう遠藤が来た!』と期待と衝撃が走った。だが、本人はとても幸せだったろう。少ない時間でも、舞台を用意されたのだから」

 また、現地紙『Stuttgarter Nachrichten』は「ティム・ヴァルター監督が完全に起用を放棄していた日本代表のプレーヤーを、一部のサポーターは覚えていなかったかもしれない。だが、彼にとって特別な5分間だった」と伝えている。

 ようやくデビューを果たした遠藤に対し、チームメイトからは手荒な祝福も受けたようだ。出場時間があまりにも短かったため、メディア評価の対象とはならなかったが、本人もホッとしたことだろう。遠藤は試合後に自身のSNSを通じて、英語でこのようなメッセージを発信している。

「シュツットガルトでの最初のゲームでした! さあ、これからも努力を続けます…」

 このメッセージにはクラブ公式SNSのほか、チームメイトのオレル・マンガラ、STVV時代の同僚だったヨアン・ボリやポル・ガルシアからも祝福が寄せられている。

 シュツットガルトは現在リーグ3位につけている。アウェーでオサスナブルクと対戦する11月8日の第13節で、遠藤に再び出番が与えられるか。注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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