モウリーニョがアーセナル新監督に電撃就任か。英メディアが読むエメリ更迭の"Xデー"は…

2019年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロンドン市内でクラブ幹部と会食したとの情報が

フリーになってからは主に解説業に従事してきたモウリーニョ。いよいよ現場復帰が現実味を帯びてきた。(C) REUTERS/AFLO

 就職活動中の"スペシャル・ワン"ことジョゼ・モウリーニョは、ノースロンドンで仕事を手にするかもしれない。

 現地時間11月3日、英紙『The Sun』をはじめとする複数の英国メディアは、モウリーニョとアーセナルの幹部が接触したと一斉に報じた。

 昨年12月にマンチェスター・ユナイテッドを電撃解任されて以来、主に英衛星放送『Sky Sports』などで解説業に勤しんでいるモウリーニョだが、「監督としての生活が恋しいんだ」とメディアの取材で公言するなど、水面下で現場復帰を模索していることを仄めかしてきた。

 そんななか、今回舞い込んできたのが、アーセナルの新監督就任という驚きの一報だ。『The Sun』紙によれば、同クラブのフットボール部門で最高責任者を務めているラウール・サンジェイ氏がモウリーニョとの会食に臨み、チーム情報などの意見交換をしたという。

 16-17シーズンにFAカップを手にして以来、メジャータイトルから遠のいているアーセナルは、今シーズンも不振に喘いでいる。プレミアリーグでは11試合を終えて、5位(4勝5分2敗)につけているが、首位を快走するリバプールとはすでに14ポイント差をつけられている。

 英紙『The Sunday Times』によれば、アーセナルの幹部は英語でのコミュニケーションが取れないうえ、チームの絶対的な司令塔であったメスト・エジルとの衝突が指摘されているウナイ・エメリ監督の手腕に疑問を抱いており、11月中にも更迭を決断する可能性があるという。

 また、アーセナルがモウリーニョと接触を図った理由として同紙は、3トップとエジルの活かし方を理解していて、短期間でチャンピオンズ・リーグ出場権獲得圏内まで押し上げられるうえ、英語もエメリより達者に扱える点を指摘している。

 現在は家族とともにロンドンを拠点に生活するモウリーニョにとって、ノースロンドンに本拠地を構えるアーセナルはうってつけの職場だろう。それもあって本人も就任には、前向きなようだ。『The Sun』紙は、サンジェイ氏との会食は「円満のうちに終わった」と伝えている。

 かつてチェルシーに3度のプレミアリーグタイトルをもたらした男が、同じロンドンのビッグクラブを率いることになれば、大きな話題となることは必至だが、どのような決着をみることになるだろうか。熱を帯びてきたモウリーニョの去就動向からは、目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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