【柏】大宮に敗戦…大一番を落とし、選手たちは何を思う?

2019年11月02日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「それぞれが考えないといけない敗戦だと思う」(大谷)

大宮に敗れ、柏の選手たちは肩を落とした。写真:田中研治

 11月2日、J2リーグ39節の大宮対柏が行なわれ、アウェーの柏が1-2で敗れた。他会場の結果次第では、勝てば昇格が決まるゲームだったが、この大一番を落としてしまった。

 昇格が次節以降に見送りになってしまった今、選手たちは何を思っているのだろうか? まずは、大谷秀和が口を開いた。

「上位対決をこれだけ落としているので、まだまだ自分たちがやらなければいけないことは多いと思いますけど、まだ順位表ではトップにいる。自分たち次第なところはある。もちろん、今日の負けは改善するために、それぞれが考えないといけない敗戦だと思う。下を向き続けても何もないですし、次のゲームではホームでしっかり勝って、また勝点3を積み重ねられるように準備するだけです」

 では、昇格への最終局面を迎える今、具体的に何が重要になるのか、染谷悠太は次のように話す。

「チームとしてブレずに戦っていくことが大事になってくる。2失点してしまうと、やっぱり厳しくなってくるので、失点というところでゼロにこだわって、やっていかなければいけないと思います」

 染谷とCBでコンビを組む山下達也はこう述べていた。

「ずっと言っていますけど、目の前の1試合1試合に対して、しっかりと分析して、みんなで戦うことを続けるだけだと思います。あとは、もうちょっと心に余裕を持ってやっていきたいです」

 11月2日時点では首位の柏が勝点75で、消化試合がひとつ少ない2位の大宮(勝点69)との勝点差は6。3位の山形(勝点67)との勝点は8離れている。ちなみに、山形と同勝点の4位・横浜FCが3日開催の長崎戦に勝てば、勝点70で2位に浮上する。大宮に敗れた柏は、直近5試合の戦績が2勝3敗。徐々に2位以下との差は詰められている。
 
 ただそれでも、首位であることには変わりない。大谷が言う通り「自分たち次第」だ。この敗戦を教訓に、再び白星を掴めるか。柏の底力が試される時である。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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