「ドイツで簡単な試合はひとつもない」
宮市に「とんでもない人」と言わしめた長谷部。疲労はあるが、チームの柱として欠かせない存在だ。 (C) Getty Images
現地時間10月30日、DFBポカールの2回戦が行なわれ、長谷部誠と鎌田大地を擁するフランクフルトは宮市亮がプレーするザンクト・パウリとアウェーで対戦。苦しみながらも2-1で勝利し、突破を決めた。
2トップの一角で先発出場した鎌田は「今日はDFが2人交代するというアクシデントもあって、連戦でみんな疲れてるなかでの試合だった。前線の選手が交代できないのはしんどかった部分もあります。ただ、カップ戦は勝つことだけが重要なのことなので、勝てたことは良かった」と胸を撫で下ろした。
また、3バックのセンターでフル出場した長谷部は、前半は主導権を握っていたものの、後半は相手に押し込まれる展開に、反省しきりの様子だった。
「ポカールの難しさは毎年感じている。特にアウェーで、カテゴリーの異なるチームと対戦する試合は常に厳しい。自分たちが優勝した時もPK戦までもつれたりして、辛勝を重ねながら勝ち上がっていた。ドイツでは、リーグ戦もカップ戦もそうですけれど簡単な試合は一つもない」
そんなふたりのプレーをピッチ外で見守ったのが、ザンクト・パウリの宮市亮だ。2週間前に膝を負傷した影響か先発はせず、出場機会も与えられなかったが、フランクフルトで戦うふたりの姿をしっかりを目に焼き付けていた。
「(フランクフルトは)やはり個々のクオリティーが凄かった。特に、長谷部選手はもう、プレーを見て、とんでもない人だなと思いました。鎌田選手は始めて見たのですが、すごくタレント性がある。ボールタッチも細かいですし、とても良い選手。フランクフルト自体も、すごくいいチームだと思いました」
2トップの一角で先発出場した鎌田は「今日はDFが2人交代するというアクシデントもあって、連戦でみんな疲れてるなかでの試合だった。前線の選手が交代できないのはしんどかった部分もあります。ただ、カップ戦は勝つことだけが重要なのことなので、勝てたことは良かった」と胸を撫で下ろした。
また、3バックのセンターでフル出場した長谷部は、前半は主導権を握っていたものの、後半は相手に押し込まれる展開に、反省しきりの様子だった。
「ポカールの難しさは毎年感じている。特にアウェーで、カテゴリーの異なるチームと対戦する試合は常に厳しい。自分たちが優勝した時もPK戦までもつれたりして、辛勝を重ねながら勝ち上がっていた。ドイツでは、リーグ戦もカップ戦もそうですけれど簡単な試合は一つもない」
そんなふたりのプレーをピッチ外で見守ったのが、ザンクト・パウリの宮市亮だ。2週間前に膝を負傷した影響か先発はせず、出場機会も与えられなかったが、フランクフルトで戦うふたりの姿をしっかりを目に焼き付けていた。
「(フランクフルトは)やはり個々のクオリティーが凄かった。特に、長谷部選手はもう、プレーを見て、とんでもない人だなと思いました。鎌田選手は始めて見たのですが、すごくタレント性がある。ボールタッチも細かいですし、とても良い選手。フランクフルト自体も、すごくいいチームだと思いました」
そう称えられたふたりが今後も身を置かざるを得なくなるのが過密日程だ。フランクフルトは現在、ブンデスリーガ全体の中でも屈指の過密日程を戦っている。
今回は、10月24日に行なわれたヨーロッパリーグ(EL)のグループステージでスタンダール・リエージュと対戦して以降、27日にはボルシアMG、30日にカップ戦は3戦目。2日後に控えたリーグ戦第10節では、王者バイエルンと対戦する。
「昨年もこなした日程ではありますが、今シーズンはヨーロッパリーグの予選から参加しているので、僕らは6試合多いことになる。この連戦は、中2日で4試合なので、体力的にきついです。ただ、やっぱり勝つことが一番大事だと思うし、励みになる。しんどいはしんどいんですけどね(笑)」
チームはケガ人も多く、苦しい台所事情を抱えたままの大一番。それでも、鎌田は強い気持ちを崩さなかった。
「ホームなので、勝点1ポイント以上は取らないとダメくらいの気持ちでいる。とにかく、チーム力で乗り越えていかないといけないと思っています」
平日だろうとコメルツブアンク=アレーナを埋め尽くす頼もしいファンの応援をバックに、フランクフルトらしい情熱的なサッカーで王者に立ち向かいたい。鎌田には、長くお預けになっているリーグ戦初ゴールも期待したいところだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部