「見る価値ある?」「守備はホラー映画だ…」監督交代も不振続くミランにファンは嘆き! “闘犬”への謝罪要求も

2019年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

監督交代後も不振が続くミラン

不振が続くミランをファンは厳しい眼を送っている。 (C) Getty Images

 指揮官を代えても、名門ミランは不振から抜け出せていない。

 現地時間10月27日に行なわれたセリエA第9節で、ミランはローマに敵地で1-2と敗れた。後半にテオ・エルナンデスのゴールで同点としたものの、わずか4分後に決勝点を献上。早くも今シーズン5敗目となる黒星を喫している。

 今月9日にマルコ・ジャンパオロ前監督を解任し、ステーファノ・ピオーリ監督を招聘したミランだが、指揮官交代後2試合で1分け1敗と白星なしで、勝点10の12位と苦しんでおり、チャンピオンズ・リーグ(CL)出場ラインの4位ナポリとは7ポイント差。特に総得点9はリーグで下から6番目という体たらくだ。

 当然、サポーターは激怒している。ミラン専門サイト『Pianeta Milan』によると、SNSではミラニスタから次々に非難の声が上がった。

「ミランの守備はホラー映画」
「刺激のない、消えたチーム。悲しい」
「遠征から戻って思う。金を使い、家族を犠牲にして、この惨敗を見る価値はあるのか?すべてが最悪だった。なぜあいつらがセリエAでやれるのか。何より、ミランのユニホームを着られるのか」

 昨シーズンまでチームを率いたジェンナーロ・ガットゥーゾに謝罪すべきとの主張も少なくない。かつてのレジェンドはCL出場権争いを繰り広げたが、一部のファンは退陣を求めていた。

「ずっと言い続ける。より確信して世界に叫ぶ。ガットゥーゾに謝れ」
「ガットゥーゾに謝罪する。この使えない選手たちで彼は5位になった」
「この8年で最高のミランはガットゥーゾ時代だった。その彼を遠ざけたオレたち全員が共犯」

 長年にわたり衛星放送『Sky』で辛口コメントを発してきたズボニミール・ボバン現チーフフットボールオフィサーを皮肉るファンもいた。

「ボバンって『Sky』でマッシミリアーノ・アッレーグリやほかの監督にサッカーとは何か説明していたんじゃなかったか。現実の世界へようこそ」

 ミランは現地時間10月31日の第10節でスパルをホームに迎え、以降はラツィオ(ホーム)、ユベントス(アウェー)、ナポリ(ホーム)と厳しい日程が待ち受ける。果たして、ピオーリ・ミランはこの苦境を乗り越えることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事