リバプールは止まらない! サラーのPK弾でトッテナムに逆転勝利。プレミアでの無敗もキープ

2019年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

トッテナムはCL決勝のリベンジならず

同点弾を決めたヘンダーソン(左)と自身の逆転ゴールを喜ぶサラー(右)。この二人が難敵撃破に導いた。 (C) Getty Images

 現地時間10月27日に行なわれたプレミアリーグ第10節で、首位リバプールが、本拠地アンフィールドで、6位のトッテナムを迎え撃った。

 昨シーズンのチャンピオンズ・リーグでのファイナリストの顔合わせということで注目を集めた一戦は、開始早々にいきなり均衡が破れる。キックオフ直後の1分、ソン・フンミンのシュートがクロスバーに当たって、跳ね返ったところをケインがダイビングヘッドでねじ込んだ。

 出鼻をくじかれたリバプールだったが、トッテナムが守勢に回ったところを見るや、一気に攻勢を強め、10分を過ぎてからはワンサイドゲームを展開。そして、26分にはサラーとフィルミーノが連続で、29分にはアレクサンダー=アーノルドがシュートを枠内に放ったが、いずれも故障離脱中のロリスの代役で起用されているトッテナムのGKガッサニガの好守に阻まれた。

 その後も、攻めるリバプールと守るトッテナムという構図で進んだ試合は、局面で激しい肉弾戦を演じた後者が相手の猛攻を何とか耐え凌ぎ、1-0で前半を終えた。

 迎えた後半も主導権を握ったのは、リバプールだった。46分にフィルミーノが惜しいシュートを放ったのを皮切りに猛攻を開始すると、両ワイドを利した攻撃を展開すると、キャプテンが意地の一撃を見舞う。

 52分、ファビーニョが敵エリア内にロブパスを供給。これが右に流れると、最後はヘンダーソンが豪快に左足でボレーシュートを叩き込んだ。

 ガッサニガの牙城をついに崩したリバプールは、その後も圧力をかけ続け、敵陣のファイナルサード付近でボールを回し続ける。そして、59分にマネ、69分にサラーとコンスタントにチャンスを創出していった。

 一方、じりじりと押され、土俵際で耐えるような時間が続いたトッテナムは、少しずつ疲労の色が濃くなっていき、セカンドボールを拾えずに、頼みのカウンターを繰り出せない。

 そして、75分にホームチームが勝ち越し点を奪う。マネがオーリエに倒されて獲得したPKをサラーが難なく決めた。

 リードを奪ったリバプールは、なおも、運動量を落とさずにゲームを進め、84分にルーカス、88分にロ・チェルソを投入したトッテナムの反攻を危なげなくかわし、2-1で逃げ切った。

 今シーズンの好調さを見せつける圧巻の逆転劇を演じたリバプールは、昨シーズンから続くプレミアリーグの無敗数を「18」に伸ばして首位堅持に成功。

 一方、昨シーズンのCL決勝のリベンジに失敗したトッテナムは、3戦未勝利となって、11位に転落した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事