「圧巻の活躍」という表現では足りないかもしれない。

　アーセナルは現地時間10月25日に行なわれたヨーロッパリーグ（EL）の第３節で、ギマラエスをホームに迎えた。

　終盤までリードを許す苦しい展開のなか、救世主となったのが、この日ベンチスタートとなったニコラ・ペペだ。

　１－２で迎えた75分、サレクサンドル・ラカゼットに代わってピッチに立った24歳のコートジボワール代表FWは、その５分後にいきなり仕事を果たす。ゴールやや右寄り、25メートルほどの位置からのFKを、得意の左足で直接叩き込んだのだ。

　ペペの活躍は、この見事な同点弾だけに留まらない。後半アディショナルタイム１分、今度はゴール正面からのFKから強烈な一撃を突き刺し、勝ち越し弾を決めてみせた。
 

　出場からわずか16分で、FKから２ゴール。独力で試合をひっくり返したペペの活躍にファンは熱狂！ ア－セナルの公式ツイッターは、次のようなコメントが続々と寄せられている。

「ウソだろ？」
「なんてシュートだ！」
「ファンタスティック」
「OMG」
「エメリを救った」
「彼は本物だ」
「投入が遅すぎる…」

　直前のリーグ戦ではシェフィールド・ユナイテッドに敗れていただけに、ELとはいえ、格下のギマラエスにホームで勝点を取りこぼしていたら、ウナイ・エミリ監督やチームへの風当たりがますます強くなるところだった。

　文字通り"メシア "となったペペ。この左足のキックに今度も注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部