U-12世界一を決める「ダノンネーションズカップ」が開催! プジョルも駆けつけた大会で“日本代表”の成績は?

2019年10月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

プジョルが「印象的だった」と語ったことは?

U-12の子どもたちが世界のライバルたちと激しく争った「ダノンネーションズカップ」。日本勢も男女ともに健闘した。

 現地時間10月12日、U-12の世界一を決める「ダノンネーションズカップ2019」がスペインのバルセロナで開催された。

 世界27か国が参戦した同大会。日本からは男子の日本代表としてヴァンフォーレ甲府 U-12が、女子の日本代表として千葉中央FC U12ガールズが出場した。

 甲府U-12は、グループリーグを1勝1分け2敗の4位で通過。順位決定トーナメントの1回戦ではセネガル代表に2-0で勝利したが、続く2回戦ではドイツ代表には0-1と敗戦。しかし、ウルグアイ代表との11位・12位決定戦では、1-0と接戦をものにして、11位となった。

 女子日本代表の千葉中央FC U-12ガールズは、南アフリカ、イタリア、フランスと同組となった予選リーグを2勝2分け2敗で突破。しかし、アルゼンチン代表との3位決定戦では高い個人技の前に0-2で敗れ、8チーム中4位に終わった。

 なお、今大会でのフェアプレー賞では、男女ともに日本代表チームがトップ3に輝いた。

 記念すべき20回目となった男子大会では、メキシコ代表が決勝でスペイン代表をPK戦の末に下して優勝。かたや女子大会は、地元のスペイン代表が組織力の高さを存分に発揮し、初の栄冠をつかんだ。

 また、会場には世界大会のアンバサダーとして、現役時代にスペイン代表やバルセロナで活躍し、キャプテンとしてチームに数々の栄冠をもたらしたカルレス・プジョル氏も来場。大会終了後に応じたインタビューで次のようにメッセージを寄せた。

「実際にプロも試合をしている国際的にも有名なRCDEスタジアムで、若く才能のある多くのプレーヤーを見ることができた。一人ひとりの選手が献身的に試合に臨む姿はとても印象的だった。様々な人生を歩んできた子どもたちが、サッカーという情熱的なスポーツを通して一つになれたことが、最も重要なことだと考えている。

 フェアプレーと仲間へのリスペクト、そしてサッカー以外の多くの経験やより良い社会に向けての国際交流といった考え方を育むこのトーナメントに参加でき、私自身とても誇りに思っている」

 なお、来年に開催予定となっている次回大会は、インドネシアで行なわれることが決定している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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