「素晴らしい。彼はなんというか…」鮮烈ゴールのハーツ食野亮太郎を“敵将”ジェラードが絶賛!

2019年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ブラジル遠征の勢いを持ち込んで今季2点目

敵将ジェラード(右)の眼前で鮮烈ゴールを決めた食野(左)。スコットランド屈指の名門相手の一撃は特大のインパクトに。(C)Getty Images

 スコットランドの名門グラスゴー・レンジャーズを率いる"レジェンド"が、若きサムライの実力に太鼓判を押した。

 現地日曜日に開催されたスコットランド・プレミアシップ第9節、ハーツ対レンジャーズの一戦は1-1のドローに終わった。その開始6分、いきなりハーツの先制点を決めたのが、U-22日本代表FW食野亮太郎だ。

 味方のシュートを相手GKが飛び出して弾き、そのこぼれ球を冷静に左足ボレーで叩いて、無人のゴールに蹴り込んだ。9月14日のマザーウェル戦以来となる今季2点目。インターナショナル・ブレイクでU-22日本代表のブラジル遠征に参加し、得点を挙げるなどハイパフォーマンスを披露した。レンジャーズ戦ではその勢いを持ち込み、右サイドで精力的なプレーを連発。チームはその後追いつかれて、自身は72分に交代でピッチを後にしたが、地元メディアやサポーターからは出色の出来に賛辞が相次いだ。

 
 このドローによって首位から陥落したのがレンジャーズ。敵将のスティーブン・ジェラード監督は「いつもタインカッスル(ハーツの本拠地)では難しい試合になる。ハーツは見事な戦いぶりだった」と話し、マンチェスター・シティからレンタル移籍中の食野についても言及。「あのゴールは素晴らしかったが、我々にとっては実に手痛いものだったね。メシノは良い選手だ。彼はなんというか、闘争心に溢れていて、確かなクオリティーを示す場面も何度かあった。非常に印象的なプレーを続けていたと思う」と称えた。

 元イングランド代表の"伝説"をも唸らせた浪速育ちのアタッカー。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、その声価を高めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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