異例の“点数なし”! 不振に喘ぐサラゴサと香川真司にスペイン紙がダメ出し「全ての苦しみを露呈」

2019年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

チームも完全に失速…

調子を落している香川に対して、現地メディアからは非難の声が相次いでいる。(C) Mutsu KAWAMORI

 不振に喘ぐチームの波に香川真司も流されている。

 現地時間10月20日に行なわれたラ・リーガ2部の第12節で、下位に沈むミランデスを本拠地デ・ラ・ロマレーダで迎え撃ったレアル・サラゴサは1-2で敗戦。今シーズン初の連敗を喫した。

 2試合ぶりに先発に復帰した香川も、トップ下で果敢にミドルシュートを放つなど、相手の堅牢をこじ開けようとする姿勢は見せたが、期待されている決定的な仕事はこなせず。70分にミゲル・リナレスと交代する際には、ホームサポーターから痛烈なブーイングを浴びせられた。

 開幕5戦で4勝1分けと1部昇格に向けて好スタートを切っていたサラゴサだったが、直近7試合で1勝3分け3敗と完全に失速してしまっている。
 そんなアラゴンの古豪の現況を、スペイン紙『AS』はこう扱き下ろした。

「昇格プレーオフの位置につけているが、その瓦解ぶりに疑いの余地はない。早くもシーズン3敗目を喫して苦しみの全てを露呈してしまった」

 さらに星3つが最高点の採点では、香川に異例の「星なし」という厳しい評価を下し、寸評ではこう綴っている。

「ビクトル・フェルナンデス監督は、ハーフタイム直後に中盤の菱形を解体して、システムの変更を行なったが、日本人アタッカーのシンジ・カガワがチームに利益を与える場面はなかった」

 強力2トップの一角を担っていたガーナ人FWのラファエル・ドゥワメナが重度の心臓疾患で長期離脱を余儀なくされ、それから攻撃陣の歯車が狂い始めているサラゴサ。香川は、そうした停滞ムードを払拭するようなプレゼンスを見せつけられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】不振に喘ぐサラゴサのミランデス戦のハイライトはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事